周産期センター

周産期センターには、早産児や低出生体重児など、治療や検査が必要な新生児が入院します。県北地域では唯一、NICU(新生児集中治療室)を有する場所です。

障害なき生存を目指して

「生まれてくる瞬間は、一生のうちでもっとも死に近づく瞬間である」と言われます。また、誕生の瞬間は、その後の人生を大きく左右します。私たち周産期センターの看護師は、その重要な瞬間に携わるものとして、日々、知識と技術の向上を目指しています。新生児集中ケア認定看護師がおり、より専門的な看護の実践、指導、相談を行っています。

よりよい成長発達を促す

新生児は、言葉を話すことはできません。しかし、新生児は、その全身をつかって、「気持ちがいい」「いやだ」ということ表現してくれます。そして、「気持ちがいい」ことの積み重ねは、新生児の心と体を満たし、よりよい成長発達へと繋がります。私たちは、新生児の声なき声に耳を傾け、新生児ひとりひとりの反応に合わせた看護の提供を行っています。

子どもと家族を中心に

周産期センターへ入院すると、家族は多くの時間を子どもと離れて過ごすことになります。そのなかで、父として、母として、家族の形を作っていかなければなりません。私たちは、子どもの帰る場所は家族であるということを常に意識しながら、看護を行っていく必要があります。家族への十分な説明を行い、子どもの情報を共有し、できる限り多くのケアに参加できるよう支援しています。