院長のごあいさつ
宮崎県立延岡病院のホームページにようこそ
院長の「寺尾公成」でございます。
当院のホームページをご覧頂きありがとうございます。令和5年度の幕開けにあたり、謹んでご挨拶申し上げます。コロナ禍の世の中になって丸3年が過ぎ、一休み(?)となったのか、新規感染者も随分減少してきましたが、決して気を抜けないのが我々医療人の宿命ではないでしょうか。
さて当院は、昭和24年12月に開院以降、宮崎県北地区(延岡・西臼杵地区、日向・東臼杵地区)の中核病院として地域に根差した医療を展開して参りました。現在、診療科21科・医療法許可病床数410床(厚生局届出病床数388床)を有し、全診療科に及ぶ救急医療をはじめとして、悪性腫瘍に対する集学的医療、様々な合併症を有する高齢者医療、ハイリスク小児・周産期医療など、高度医療を必要とする二次、三次医療の提供を当院に課せられた役割として医療をおこなっています。また、内科や外科といった各診療科の医療提供に加え、複数の診療科が協力して「救命救急センター、集中治療センター、心臓脳血管センター、周産期センター、消化器センター、呼吸器センター」といったセンター構想のもとで医療を展開するのも当院の特徴です。決して多いとはいえない医療資源を有効に利活用して、医療を実践していく仕組みになっています。
令和3年4月に始動した宮崎県初の「救急車型ドクターカー」は2年を迎え、宮崎県北の地(延岡・西臼杵、日向・東臼杵)を縦横無尽に駆け巡って、救命活動の一翼を担っています。県内一円を飛び回っている医療用ヘリコプター(ドクターヘリ、防災ヘリ)とあわせて、攻めの救急医療体制が一層強固なものとなり、いわゆる地域に根差した「病院前救急」が惜しみなく実践されています。
今年度の新しい取り組みとして、2月に本館7階へ移転新装した「リハビリテーションセンター」をはじめとして、秋には「外来化学療法室」の移転拡充、ハイブリッド手術室を兼ね備えた「心臓脳血管センター・第3室」の竣工が控えています。様々な高度・救急医療を展開していくにあたり、必要とされるインフラ整備が次々に待ち構えています。
「新型コロナウイルス感染症」という目に見えぬ難敵の所在が気に掛かるところではありますが、今後更に進化していくであろう医療の世界を見据えて、職員一丸となって邁進していく所存でありますので、皆様方の温かいご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
“医療とは、理路整然とした科学と、心溢れる情熱の融合である。”
令和5年4月
宮崎県立延岡病院
院長