病院の特色

 本院は、病床数410床、診療科23科、平均在院日数13日の急性期病院であり、宮崎県の延岡西臼杵医療圏と日向入郷医療圏の2つの医療圏の二次・三次救急医療を担っています。

 東の海岸部から西の九州中央山地の山懐まで、宮崎県北部地域は、県土の41%を占める広大な医療圏であり、およそ24万人(宮崎県人口の21%)の人口を抱えています。

 大部分が、山間・中山間地域であるこの地域は、県下でも高齢化が著しく、高齢者特有の心臓病や脳血管障害等の急性疾患症例のほとんどを本院で受け入れています。

 また、小児科や産婦人科をはじめとした、この圏域の絶対的な医療機関の不足とも相まって、救急医療件数は、年間5千件を超え、その約2分の1が救急車による受け入れです。
 さらに、本院は、県北地域で唯一、病理部門と放射線治療部門を完備しており、各診療科で悪性疾患の手術症例や化学療法症例も多くなっております。

 また、心臓血管センター(循環器内科・心臓血管外科)、救命救急センター(救急初療室・救急病棟・HCU・ ICU)、消化器センター(内科、外科)、周産期センター(小児科・産婦人科)においては、診療科の垣根を越えたカンファレンスや回診、診療を行っています。