宮崎大学6年 谷口昂也さん(2014年7月22日~8月1日)

クリニカルクラークシップを終えて   宮崎大学医学部医学科6年 谷口昂也

 このたびはお忙しい中、2週間のクリクラを受け入れてくださりありがとうございました。延岡病院で実習させて頂くのは今年の3月のバスツアー以来の約4ヶ月ぶりのことで、この時期に宮崎大学から実習で行くのが自分だけだったので不安もありましたが、それ以上にとても楽しみにしていました。

 この2週間は小児科をまわらせていただき、自分は平江先生につかせてもらいました。実習中、要所ごとに聴診をさせて頂いたり、輸液の考え方や抗生剤投与のタイミングなど、教科書等からでは学べないようなことをたくさん教えて頂きました。また、小児実習を通しては、喘息や川崎病など大学ではあまり見ることのなかったCommon diseaseをみることができたことはもちろん、大学でもあまり見ないような珍しい疾患の方もいらっしゃり、幅広い症例をみることができました。診療の合間の時間には、先生のおすすめの小児の教科書を教えてくださったりと、小児科を志している自分にとっては非常に充実した2週間となりました。

 また、クリクラの2週間のうち、週に1度ずつの2回、当直の見学をさせて頂きました。前回のバスツアーの時とは違い、2週間のうちに当直に入られる研修の先生とも話す機会が多かったので当直中いろいろなことを教えて頂けました。研修医の方の落ち着いた対応をみていると、自分も1年後にこのようになれるよう頑張ろうと改めて思えました。延岡病院の救急は、CPAで運ばれてくる患者さんや交通事故後の方など重篤な方から、喘息発作の方のwalk inまで幅広くみることができ、そのそれぞれの処置に研修から関わることのできる環境は医師としての経験をつむうえでとても恵まれた環境に思えました。

 最後になりますが、2週間という短い期間でしたが大変お世話になりました。実習の最後にこの病院で学ぶことができて本当に良かったと思います。これからは、卒試、国試と実習の場からは少し離れてしまいますが、この2週間で学べたことをいかしつつ、立派な医師を目指して頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました。