熊本大学5年生 緒方俊介さん(2017年9月5日~9月6日)

 今回、前泊を含む2泊3日の見学で産婦人科と循環器内科、救急当直を見させて頂きました。延岡病院は宮崎県北で唯一の大きな病院で、その特性上、ありふれた疾患から重篤な症例まで、セレクションがかかることなく集まってくると聞いて魅力を感じ見学に行ってみようと思いました。短い時間でしたが、研修医室にいる時間も多く、研修医の皆さんや指導医の先生方のおかげで研修の内容や病院の雰囲気などをしっかり感じることが出来たと思います。
 産婦人科見学では、主に手術症例の見学をさせて頂き、その中で指導医の先生方から簡単なレクチャーもして頂き有意義な時間を過ごすことができました。
 循環器内科見学では、カテーテル検査とペースメーカー植込み手術の見学が出来ました。延岡病院の循環器内科はカテーテル件数が多く腕を磨くにはとても適した環境であると感じました。
 最後に、当直体験ではその日の当直の研修医の先生について見学させていただきました。ウォークインに関してはファーストタッチを研修医が行い、問診・診察した内容をカルテにまとめ、内科or外科当直の先生に電話または口頭で方針確認を取るというスタイルで行われていました。問診や診察する中で、研修医の先生は重篤な疾患が隠れていないか十分に注意を払いながら行っている様子がとても印象的でした。救急車対応についても指導医が後ろに控えながら研修医が積極的に問診・診察する場面が多々ありました。
 延岡病院には熊大出身の先生方が約半数で、熊大の私にとっては入っていきやすい病院であると思いました。それに限らず病院全体が初期研修をサポートしようとする雰囲気があり、社会人のスタートにはやりやすい職場になるのではないかと感じました。
 改めまして、今回は有意義な見学の場を与えて頂いて本当にありがとうございました。