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県立病院見学バスツアー(第2回)開催のお知らせ
当院では、Off the Job Trainingの一環として,「救急」をテーマに各診療科の専門医が講義を行う「研修医セミナー」を月2回(第2、第4木曜日)開催しています。
整形外科
救命救急科
産婦人科・周産期科
延岡での一年間、あっという間でした。
これまで大学病院以外で研修したことがないので比較は難しいのですが、僕自身本当にこの病院で研修することができてよかったと思っています。
研修で良かった点を3つほどあげます。1つ目は救急外来です。
最初に患者さんにタッチすることがはじめての経験であったため、最初は戸惑うことも多かったのですが、診察して、検査を出して、診断にこぎつけた時や、内服、点滴することで、患者さんの苦しみが一時的にでも取れた時など、普段の病棟の患者さんに対する診療以上に達成感を感じました。当院では救急科以外に、どの科を回っていても月5、6回の当直があります。患者さんの適度な人数、症例の豊富さは田舎ならではでしょうか。上級医のDrと協力しながら診療にあたるため、一人で全て責任もって対応する必要はありません。そんな守られた環境での当直だったため、安心して医療に臨めたんだと思います。
2つ目は、循環器内科です。宮崎県北部でPCIを出来る施設がここしかないため、急性冠症候群の方がほぼ毎日と言ってよいほど来ます。当院の特徴として症例数はもちろんのこと、Door to balloon timeが短いことがあげられます。他のスタッフとの連携がしっかり取れているからだと思います。一連の流れは、一見の価値があります。循環器に興味ある方は是非この施設で研修することをお勧めします。
3つ目は縦横の連携です。色んな科の先生と夜当直する機会がありますので、回っている科以外の先生とも顔見知りになります。気軽に相談できたり、勉強会を開いてくださったり、プライベートで飲みに連れていってもらったりしました。沢山の尊敬できる先生たちに出会えたことが本当に良かったと思っています。また当院では熊大、宮大両大学から様々な期間で研修に来ます。他の大学の研修がどんな感じか聞いたり、一緒に当直したり、一緒に遊んだりと本当にいい刺激を受けました。何もない延岡で日常を楽しむことができたのも、沢山の知り合いが出来たからだと思っています。
最後に、これまで1年間僕に関わってくださった方、先生方をはじめ、看護師さん、臨床工学科の皆さん、レントゲン技師さん、生理検査室の方々、事務の方々、本当にお世話になりました。ここで得た知識、技術、精神力を持ってこれからも精進していきたいと思います。
去る平成23年7月3日(日)のレジナビ大阪、7月17日(日)のレジナビ東京に出展しました。
来訪していただいた皆様、本当にありがとうございました。
当院は病院見学等、積極的に受け入れておりますので、メール等でお気軽にご連絡ください。
ブースの様子はこちらをご覧下さい。
「レジナビ大阪・東京への出展ご報告」
県立延岡病院では、平成23年度中の開所に向け院内保育所を整備する予定です。
この度、平成23年6月30、7月1日に公募型プロポーザルを実施し、下記のとおり優先交渉権者を決定いたしましたのでお知らせいたします。
委託予定業者 : アートチャイルドケア株式会社(代表取締役 寺田千代乃)
(所在地 : 大阪府大東市泉町二丁目14番11号)
その他、獲得点数などについては以下のとおりです。
◆プロポーザル結果と獲得点数:
第1順位 アートチャイルドケア株式会社 711点
第2順位 A社 677点
第3順位 B社 609点
第4順位 C社 537点
(8名の審査員による800点満点中の獲得点数の順位で決定)
7月17日(日)に催される「レジナビフェア2011in東京」に県立3病院合同でブース出展します。
ベテランの指導医や現役の研修医の生の声を聞くことができますので、是非お立ち寄りください。
日時:平成23年7月17日(日) 10:00~
場所:東京ビッグサイト
詳しくはこちらのHPをごらんください。
レジナビフェア2011in東京
7月3日(日)に催される「レジナビフェア2011in大阪」に県立3病院合同でブース出展します。
ベテランの指導医や現役の研修医の生の声を聞くことができますので、是非お立ち寄りください。
日時:平成23年7月3日(日) 10:00~
場所:インテックス大阪
詳しくはこちらのHPをごらんください。
レジナビフェア2011in大阪
ホルミニウムレーザー導入により 泌尿器科において低侵襲手術が可能になります。
●尿管結石の新しい治療法 f-TUL
尿管結石の治療には体外衝撃波で結石を破砕する方法(ESWL)と尿管鏡を用いて結石を破砕する方法(TUL)があります。
ESWLはレントゲンで結石に衝撃波の焦点を合わせて、衝撃波を当てることで結石を破砕する方法です。これは外来治療可能な利点もありますが、結石が破砕される保証はなく、細かく破砕された結石が体外に排出されるまでに疼痛や発熱などの症状を呈することもあります。
一方、TULは入院し麻酔をかけた状態で内視鏡を挿入して、結石をモニターで見ながら破砕する方法です。これはESWLに比べると3日程度の入院期間を要しますが、直接見ながら結石を破砕するので破砕効果を直接知ることができ、また破砕した結石を直接体外に取り出すことができます。
内視鏡や結石を破砕するレーザーの進歩により、TULによる結石破砕と摘出の安全性と確実性が向上しました。特に柔らかい尿管鏡(軟性尿管鏡)により腎臓内部の結石まで砕石し摘出できるようになります(f-TUL)。
●前立腺肥大症のレーザー治療 HoLEP
(経尿道的前立腺レーザー核手術)高齢男性の排尿困難な主な原因である前立腺肥大症の治療は、薬による治療と内視鏡で前立腺内部を削る経尿道的前立腺切除術(TUR-P)が主流です。薬のみで十分な改善が得られないこともしばしばあります。そこで手術が必要になります。
TUR-P(環流液を流しながら電気メスで削るように手術を行う)は現在も多くの施設で行われている方法ですが、前立腺肥大の程度が大きくなると出血が多くなりがちで輸血を必要としたり、手術中に使用する環流液が体に吸収されることにより血圧が下がって気分が悪くなるなどの合併症が起こることがあります。大きな前立腺の場合には、TUR-Pではなく開腹手術が必要となります。
近年、レーザーを使って前立腺内部(内腺)をくり抜くように摘出する(核出術)方法が確立されました(HoLEP)。出血が少ないため大きな前立腺でもより安全な手術が可能となります。