心臓血管外科(心臓血管センター)

心臓血管外科は、1998年(平成10年)の本院新築に合わせて新設された診療科です。今年で(2019年)21年目に入り、総手術症例数は4,000例を超え、開心術1,600例以上行ってきました。心臓血管外科専門医機構、日本脈管学会から基幹施設。ステントグラフト実施基準委員会から胸部と腹部大動脈治療の認定施設を取得しております。

2016年には県内唯一のレーザーによる静脈瘤治療開始。2018年4月から1,000例以上の経験ある大動脈ステントグラフト指導医が赴任し、大動脈瘤や大動脈解離の治療を開始しております。

県北で唯一の心臓血管外科手術を行える診療科であり、手術の必要な患者さんの最後の砦を担える様、知識の収集と技術の研鑽に努め、24時間365日体制で頑張っていきます。

診療内容

  1. 外来日:月曜、水曜、金曜の週3日を医師3名で診療を行っています。
    初診は、【心臓、大血管:松山】【末梢血管、静脈瘤:新名】が対応します。
    急患につきましてはいつでもご連絡ください。
  2. 手術日:月曜、火曜、木曜の週3日
  3. 対応疾患
    虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞、心室中隔穿孔、左室破裂、乳頭筋断裂など)、弁膜症(大動脈弁狭窄症および閉鎖不全、僧帽弁狭窄症および閉鎖不全、三尖弁疾患)、大動脈瘤(胸部、腹部、末梢動脈) 、大動脈解離、外傷性大動脈損傷、シャントトラブル、急性動脈閉鎖、閉鎖性動脈硬化症、静脈瘤、そのほか(心外傷、心臓腫瘍、心タンポナーデ、肺梗塞など)

データベース事業について

医療レベルの向上のためには「治療経験」の蓄積が必要ですが、一人の医師の経験では、疾病の経過予測や治療方法を選択するための情報は不足しております。
より多くの患者様の治療情報を全国もしくは世界規模で集積し、統計学的に評価分析することで、多くの医師が参照しうる一定の指針を示し、全体のレベル向上を目指すことになります。適正な分析により正しい結論を導くためには多種にわたる治療情報の蓄積が要求されます。
データベースとは、こうした情報をあらかじめ登録しておくことで後に様々な研究分析を可能にするものであります。
当科では下に示す各データベース事業に参加しております。また将来的に全国規模のデータベース作成の協力や参加が予測されます。治療情報の登録に際して事前に承諾はいただいておりませんが、これらは患者さんの自由な意思に基づいて行われることを前提にしておりますので、参加されたくない場合にはデータ登録を拒否していただくことが可能です。また登録を拒否されたことで、日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ありませんのでご安心下さい。

プライバシーへの配慮

データの取り扱いに際しては秘密保守に厳重な注意を払っております。個人を特定できる形での情報公開、データの持ち運びは一切行いません。

現在参加中および参加予定のデータベース

1)JCVSD(心臓血管外科手術に関する全国データベース)
2)NCD(日本外科学会主催の外科症例データベース)
3)JRAD(急性大動脈解離に関する全国データベース)

令和元年6月
文責:心臓血管外科 医長 松山正和

救急搬送データを用いた急性大動脈解離の解明に関する研究の実施について

2019年2月15日

 国立循環器病研究センター 循環器病統合情報センターでは、「救急搬送データを用いた急性大動脈解離の解明に関する研究」を行っています。この研究は、宮崎県立延岡病院で急性大動脈解離といった病気をもったかたのカルテや医療費からの情報から得られたデータの解析を行う研究です。この案内をお読みになり、ご自身がこの研究の対象者にあたると思われる方で、ご質問がある場合、またはこの研究に「自分の情報を使ってほしくない」とお思いになりましたら、遠慮なく下記の担当者までご連絡ください。ただし、すでに解析を終了している場合には、研究データからあなたの情報を削除できない場合がありますので、ご了承ください。

対象となる方

宮崎県立延岡病院で、2015年1月~2018年12月の間に、急性大動脈解離で治療・ケアを受けた方

研究課題名

救急搬送データを用いた急性大動脈解離の解明に関する研究

研究責任者

国立循環器病研究センター 循環器病統合情報センター センター長 宮本恵宏

研究の目的

急性大動脈解離の各分類別や年齢別における死亡率・発症率、搬送時間・病院到着から手術開始までの時間・CTなどの頻度、医療費を求め、日本全体でのこれら統計値の推測を行う。

研究の方法

この研究は、厚生労働省・文部科学省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」を守り、国立循環器病研究センター倫理委員会の承認のもとに実施されます。研究対象者のかたのうち、宮崎県立延岡病院が保有するカルテ情報や医療費関連情報から、心不全の有無及び重症度、急性冠症候群の有無及び重症度に関わる情報と、基本的な診療情報(性別、年齢、診療日、搬送日、入院日、退院日等)、身体所見(身長、体重、腹囲、血圧、血液検査結果、服薬歴、レントゲン結果、併発疾患、家族病歴等)、その他の情報(診断名、治療方法、手技、薬剤等)を利用いたします。 お名前、住所などの個人を特定する情報につきましては厳重に管理を行い、個人が特定できないような形で使用いたします。具体的には、データは匿名化処理が施され、匿名化処理済みデータを解析し、研究結果は個人が特定できない集団の値といった形式で学会や学術雑誌等にて発表されます。収集したデータは厳重な管理のもと研究終了後10年間保存されます。ご不明な点があれば、下記までお尋ねください。

研究期間

研究許可日~2023年3月31日

問い合わせ先

国立循環器病研究センター 循環器病統合情報センター
センター長 宮本恵宏 (研究責任者)
住所:大阪府吹田市藤白台5-7-1  電話:06-6833-5012(代表)

宮崎県立延岡病院 心臓血管外科 松山正和
住所:宮崎県延岡市新小路2-1-1 電話:0982-32-6181(代表)