<医学生向け>宮崎県立3病院見学バスツアーの開催について

 私は最初の6ヶ月を熊大病院で研修した後、10月~翌9月までの1年間を延岡で研修させて頂きました。

 救急当直は研修医が初療にあたるので、この患者さんに何をすべきかを自分なりに考える事ができ、内科系と外科系の上級医が1人ずつ当直されているので、その場で上級医の先生からフィードバックを受けることができます。最初は何をすればよいかわからず、指上級医の先生と一から診察していましたが、次第に考え方が身についたように感じました。また、患者さんを帰宅させたり、オンコール医に相談したりする時は上級医に確認してから行う体制になっており、「深夜だから上級医に連絡できない」などの不安がなかったため、積極的に診療に関わることができました。ただ言われたとおりに症例をこなすのではなく、しっかりと経験することができたと思います。 

 また、どの科の先生方もいつも優しく、熱心に指導して下さいます。研修で回らない科の先生とも当直で一緒になるため、その科ならではの診察や手技を見ることができ、ちょっとした疑問ができた時に質問しやすかったです。コメディカルの方々も優しく、採血やエコーなどの手技から人工心肺装置の仕組みまで色々な事を教えて頂いたり、時に励まして下さったりと、とても有り難かったです。 

 延岡病院は熊大、宮大、県立病院、延岡病院の研修医が来るので、とても刺激になりました。研修医同士で教え合ったり、みんなで飲みに行ったり、研修が終わった後も遊びにいったりと、とても雰囲気がいいです。面白くてかけがえのない仲間達に出会うことができました。 

 素敵な出会いに恵まれ、充実した1年間を過ごすことができました。先生方ならびにコメディカルの方々、宮崎県北の皆様、本当にありがとうございました。

 先日はご多忙の中、病院見学をさせていただき本当に有難うございました。 
 一泊二日という限られた時間の中で、循環器内科と夜間を含む救命救急センターの見学をさせていただきましたが、自分が病棟実習をさせていただいている大学病院との違いを感じる場面が多々ありました。特に印象に残っている点として、スタッフの人数と見られる症例、という2つがあります。
 
 前者については、やはり大学病院のほうが圧倒的に多く、地域では医師不足が叫ばれていますが、それを実感することができました。しかし、人数が少ない分、自分の経験できる症例数が多く、またアツい指導医・上級医の先生方もいらっしゃって、先生方の指導のもとで大きく成長できることだろう、と思いました。
 
 後者については、病院の性質上ではありますが、大学病院の方が珍しい疾患や難病といった症例が多いことに対して、今回の見学では、蕁麻疹からACS、ショック、そしてCPAなどと、今後見る機会の多いであろう症例を中心に幅広く見ることができました。 自分が今後出会うであろう症例を数多く経験できることに大変魅力を感じました。
 
 私は将来地域で働きたいと思っていますが、そのイメージがより具体的にでき、また県北の要と言われる県立延岡病院の重要性が強く感じられた見学でした。
 見学という枠を超えた、学びのあるひとときを過ごさせていただき、見学に伺うことができて本当によかったと思っています。本当に有難うございました。