5月誕生日の研修医の誕生日会をしました〜
その他、普段の飲みの写真も。
この度はお忙しい中、実習をさせて頂き本当に有難うございました。
私は、クリニカルクラークシップの一環で、5月12日から5月23日までの2週間、心臓血管センター(循環器内科)にて実習をさせて頂きました。
実習以前より、心臓カテーテル検査、及びカテーテル治療の症例数の多さは伺っておりましたが、実際にその現場を目の当たりにし、一施設としての症例数の多さに加え、医師一人あたりの症例数の多さにも驚きました。カテーテル治療は循環器疾患において主な治療法の1つでありながら、その手技や細かな治療内容についての知識に乏しかったのですが、今回指導して頂いた循環器内科の先生方はどなたも教育的な方で、カテーテル治療について、また私の疑問等に対して一つ一つ丁寧に教えて下さり、少しではありますが理解を深めることが出来ました。
また、同センターの心臓血管外科グループの先生方との連携という点においては、救急搬送され循環器内科で検査を行った結果、心臓血管外科での緊急手術となったケースがあり、そのまま手術も見学させて頂きました。
今回の実習では、宮崎大学と熊本大学の計5名の研修医の先生方と研修医室でご一緒させて頂きました。週1回の当直実習では、研修医の先生1名と待機し、外傷や小児救急などの診療を体験させて頂きました。普段は救命救急科以外の診療科で研修をされている研修医の先生方も当直をされており、他の科と救命救急科と両方を経験することの出来る研修システムはとても画期的であると感じました。
2週間という短い間でしたが、全く未知なるものであった宮崎県北部の医療の現状を実際に目にすることができ、非常に有意義な実習となりました。また、2週間病院の宿舎を貸して頂き、生活面にも非常に恵まれ、実習に没頭することが出来ました。
実習に際しお世話になった先生方、病院スタッフの方々に対し、深く御礼を申し上げます。
本当に有難うございました。
宮崎大学医学部医学科6年
谷口智明
私は5/7〜5/9の3日間循環器内科、心臓血管外科、救命センターを見学させて頂きました。
ポリクリをはじめてから日も浅いため、何をどのように見たら良いのか文字通り右も左も分からない状態での見学でしたが、研修医の先生方が一つ一つ丁寧に説明して下さり、付き添って下さったため、不安なく3日間を過ごすことが出来ました。
7、8日は救急外来にて当直を経験させて頂いたのですが、世間でよく耳にする子供からお年寄りまで見るというのはどういうことか、あるいは様々な患者さんがやってくるとはどういうことかということを実地で目にする初めての経験でした。
自分は課外活動で救急の勉強会にしばしば参加させて頂いているのですが、勉強してきたInitial impression→Primary Survey→Secondary Surveyの流れを指導してくださった研修医の先生が現場で体現してその情報をもとに診療を行い、必要に応じて上級医の先生方が介入して行く姿は医学生として知的感動に近いものを感じました。
また、私が一番興味のある科である心臓血管外科においては手術で術野にも入らせていただき術後のICU、回診、カンファにまで参加させて頂いて早瀬先生を始めとして心臓血管外科の先生方の皆様が疾患のお話だけでなく、大学では聴いたことのないモニターの読み方や、心臓血管外科医そのものについてのお話をしてくだり、濃密で貴重な経験をすることが出来ました。3日間を通して研修医の先生方と多くの時間を過ごすことができたので診療以外での研修医の生活とはいかなるものかについても見学を行う前と比較するとほんの僅かではありますがそのイメージがvividになったように思われます。
このような見学の形にしてくださった寺尾先生には大変深く感謝しております。
自分は口が裂けても優秀と言える類の医学生ではなく、また自信もほとんどといっていいほど持ち合わせていなかったのですが、最終日に様々なお話を寺尾先生とさせていただく中で、将来こういう方向に進みたいけど自分では難しいかもしれませんと自分が零した際に「大丈夫だ、なれるんだ。」と力強く言葉をかけていただいたのが大げさではなく涙が出るほど嬉しかったです。3日間という大変短い期間でしたが、この度の見学は大学のポリクリとは全く違った意味で濃い時間を過ごすことができ今後の実習をどういう風に進めて行こうか、あるいはもっと大仰に言えばあと2年を切った医学生の生活を過ごしていけばよいのかという自分なりの1つの指針となった気がします。
最後となりましたが、柳邊先生をはじめ見学の際ご指導をしてくださった先生方、七条先生はじめ3日間お世話になりっぱなしになった研修医の先生方、そして何よりも最初から最後まで大変よくして下さった寺尾先生に改めて御礼申し上げます。本当に3日間ありがとうございました。
延岡での3日間の経験をもとに今後も実習に励み先生方のような良い医師になれるよう今後も勉強します。
新たな試みとして研修医ブログが始まりました!
最初なので、当院の研修について簡単にご紹介しておきたと思います。
当院は、次の4つのプログラムから研修医を受け入れています。
① 延岡病院基幹型
② フェニックス
③ 熊本大学協力型
④ 宮崎大学協力型
①の基幹型は、当院を中心に宮崎大学附属病院や県外の病院等で研修を行います。
②のフェニックスは、県内の3つの県病院をまわって研修を行います。
2年間の研修期間のうち当院では救急を含む6ヶ月~8ヶ月程度の研修を行います。
③、④はそれぞれ熊本大学、宮崎大学からの協力型として研修医を受け入れています。
熊本大学からは基本的に1年間、宮崎大学からは1ヶ月〜4ヶ月程度の期間で研修を行っています。
現在、6月2日時点で、研修医はフェニックス1名、熊本大学3名、宮崎大学3名の計7名が在籍しています。
研修医の数は月によって変動し、常時だいたい5〜10人が研修してます。
研修の特徴としては、研修担当副院長の寺尾先生がよくおっしゃるのですが、『縦連携』『横連携』『Off-the-Job Training』があります。
縦連携では、日頃ローテートしている診療科だけではなく、月4〜8回の夜間・休日当直で内科系・外科系の指導医の先生にご指導頂き、当直での疑問点や対応の仕方を学びます。そのため研修医と上級医の先生方の距離が近く、診療科という垣根を越えた熱心な指導を受けることが出来ます。また、プライベートで飲みに連れて行ってくれる機会も多く、病院全体として研修医を指導する体制が整っています。
横連携では、宮崎大学・熊本大学の研修医が同じ研修医室で机を並べ、切磋琢磨し研修を行っております。飲みに行ったりして真面目な話から他愛ない話まで親睦を深め、お互いに刺激し合うこの環境は若い医師にとって非常に有意義であると思います。
Off-the-Job Trainingでは、各科の診療科の先生方が研修医のために月2回の講義を開いてくださる研修医セミナーや、院内学会、縫合コンテストなど通常業務以外でも研修医にとって魅力的なイベントがあります。また、BLSやACLSの取得も積極的に受講でき、延岡病院に来てすぐに取得させていただきました。
このように当院は研修医にとって魅力的な点はたくさんありますが、なかでも当直についてもう少し詳しく紹介したいと思います。
当院は急性期病院であり、地域の中核病院であるため、多くの多彩な症例が集まってきます。CPA、意識障害、心筋梗塞、心不全、大動脈解離、脳卒中、呼吸不全、急性腹症、重症感染症、交通外傷、小児救急など、ほとんどの救急疾患から、walk inでくる軽症まで、幅広く来ます。研修医は、全ての症例をfirst touchで診療することができ、指導医の先生方の元、自分なりにfirst impressionから問診、診察、検査、評価、治療までの流れを考え、経験することができます。この点は非常に魅力的であり力がつくと思います。また、決して研修医が孤立することなく、内科系・外科系の指導医の先生方が責任を持って指導してくださるので、疑問に思ったことなどはその場で解決でき、フィードバックまで完結することが出来ます。宮崎大学からの研修医は宮崎県内の多数の病院を研修で回りますが、全員が延岡は非常に力がつく、来て良かったと言います。
私自身も延岡に来て8ヶ月目ですが、非常に魅力的な研修病院と思うと同時に、さらにより良い研修に出来ないかを考えます。最近考えているものとして、『症例検討会』の導入を考えています。他の研修病院にいる同級生の話などを聞くと、最初から最後まで多彩な症例を自分なりに考えて経験出来ることは、他院ではなかなか経験できないので魅力的ですが、症例数としては当院よりも多い病院もあります。症例数が多くなればなるほど、さばく能力はつきますが、多くは最後まで診ることが出来ずに初期対応のみとなるので、一概に症例数が多いほど良いとは言い切れません。しかし、個々の当直のみでは、症例に限界があることも事実ではあります。それを補うために、他の研修医が当直で経験した症例について、勉強になったことや上級医に教わったことなどを、研修医の間で共有する場があればいいなと考えています。さっそく、研修医の間で疑問に思ったことや、悩んだこと、指導医の先生に教わったことなどを積極的に話し、疑問に残ったことは上級医に聞きに行ったりしています。徐々に形になっていければと考えています。さらにより良い研修が送れるように、そしてもっとたくさんの研修医が来るようにしていきたいと思っています。
延岡病院の研修に興味を持った学生さんは是非見学にいらしてください!研修医一同おまちしております。
2年目研修医 七条敬文
宮崎県立延岡病院副院長
寺尾公成先生
この度はお忙しい中、病院見学をさせていただきありがとうございました。
今回は1日間の日程で、麻酔科と産婦人科の見学をさせていただきました。
麻酔科では手術麻酔の見学、産婦人科では婦人科手術の見学をメインでさせていただきましたが、いずれの診療科においても、お忙しい中、先生方が丁寧にご指導くださったためとても勉強になりました。また、研修プログラムについても詳しく教えていただくことができたので、大変有意義な見学となったと思います。
さらに診療科見学終了後には、研修医セミナーにも参加させていただきました。月2回、各診療科の先生方による救急をテーマとしたセミナーを受けられるシステムは、大変魅力的だと思いました。
昨年の夏のバスツアーを含めると今回で3度目の見学となりましたが、県立延岡病院は本当に雰囲気のよい病院だと、見学させていただくたびに感じます。
1日間という短い時間ではありましたが、今回も本当に盛りだくさんの充実した見学をさせていただきました。
この度はお忙しい中、快く病院見学を受け入れて下さり本当にありがとうございました。
2014年5/7(水)-9(金)の3日間、GW休暇を利用して、県立延岡病院で「産婦人科・周産期科、皮膚科、救命救急センター、麻酔科、循環器内科」を見学させていただきました。
まだ4年生臨床講義中という絶対的に知識不足であるにもかかわらず、各科の先生方には本当に快くご指導いただきました。絨毛性疾患や熱傷など、たまたまGW直前に講義を受けていた疾患について見学することができ、座学→臨床という流れの中で体系的にとらえることができたのではないかと感じています。
診療現場以外でも、研修医セミナー(循環器内科)に同席させていただき、延岡病院の研修制度の一部を見学することもできました。そして最終日の緊急帝王切開術に立ち会えたことは本当に幸運で、感動しました。
今後の講義やポリクリ、病院見学でも、今回の延岡病院での体験を活かしていきたいと思います。
初めての病院見学が県立延岡病院で本当に良かったです。また次の機会があれば、今回見学できなかった科もぜひ見学させていただきたいと思います。
ありがとうございました。
クリニカル・クラークシップを終えて
宮崎大学6年 大塚ゆかり
4月21日から2週間、県立延岡病院の小児科で実習をさせていただきました。3月に小児科とNICUを見学させていただいたので1か月ぶりの県立延岡病院でしたが、「おかえり!」と温かく迎えていただき、一気に緊張がほぐれました。来る度に県立延岡病院はとても雰囲気の良い病院だと感じます。
外来や処置を見学させていただいたり、脳波カンファレンスに参加したり、抄読会で論文を読んだりと、とても充実した2週間でした。帝王切開での蘇生も見学でき、実際にアプガースコアをつけたり、蘇生について教えていただいたりと、大学での実習では学べなかったようなことも経験できました。また、小児での輸液や抗菌薬の使い方も教えていただきました。2週間の実習で最も驚いたことは、県立延岡病院の症例数の多さです。Common disease だけでなく教科書でしか見たことのなかった疾患も見ることができ、とても勉強になりました。苦手だった脳波や心エコーも実習で見ることができたので、克服できるように頑張ろうと思います。
また週に1回、救命救急センターでの当直体験もさせていただき、研修医の先生から初期対応についても教えていただきました。以前見学に来た時とは違い、夜間のみの見学でしたが重症例もあり、とても勉強になりました。
お忙しい中、実習を受け入れて下さり、本当にありがとうございました。宿舎も用意していただき、恵まれた実習環境でした。県立延岡病院で学んだことを大学での実習に生かしたいと思います。