延岡いいとこ!!

宮崎大学初期研修医2年目の中澤です。私は宮崎大学協力型のプログラムで、県立延岡病院での研修を、小児科、産婦人科と1か月ずつ選択させていただきました。
県立延岡病院での研修は、ローテートする診療科だけでなく、ER当直で軽症~重症までさまざまな疾患を研修医がfirst touchで診ることができるため、とても勉強になると今までローテートした先輩方から聞いていました。楽しみな反面、不安もあり、ER当直で自分が研修医といえども、医師として果たすべき役割をどの程度果たせるかどうか。また、知らない土地で宿舎を借りての研修はなんだか心もとなくて、不安を感じていました。
しかし、副院長であり研修担当の寺尾先生が県立延岡病院の特徴としてあげてらっしゃる「縦連携」「横連携」、まさしくこの連携のおかげでその不安もすぐに払拭されました。
いざ県立延岡病院での勤務が始まると、小児科、産婦人科の各診療科の先生方やER当直でご指導いただいた先生方はみんな優しく丁寧に指導してくださり、安心して業務に臨むことができました(縦連携)。また、すでに県立延岡病院で半年以上研修している熊大の研修医のみんなにERについて教えてもらったり、また勉強についても刺激をもらって、異動当初から充実した研修を送ることができました。そして延岡の美味しいお店をめぐったり、いろんな話をしたり、毎日本当に楽しく過ごすことができました(横連携)。
2か月という短い時間でしたが、ローテート先での研修、ER当直(計12回)ともに、とても勉強になり、また素敵な同期にも恵まれて、充実した毎日を送ることができました。県立延岡病院で研修ができて本当に良かったと思っています。
後輩の研修医のみなさんにも、ぜひ県立延岡病院での研修をお勧めします!

宮崎大学初期研修医 2年目 中澤枝里子

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宮崎県病院局では、現在看護師選考採用試験の受付を行っております。

昨年の採用試験から、原則として採用後の異動がない「看護師C2(地域枠/延岡)」という試験区分が新設されています。

なお、受験資格、申し込み手続き等詳細については、下記リンクを御確認ください。

http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/byoin/saiyou/kangosaiyou26.html

県立延岡病院クリにカル・クラークシップ実習を終えて
                                                  
                   宮崎大学医学部医学科六年 河野朋宏

 5月26日から6月6日までの二週間、御多忙の中、クリクラ実習を受け入れて頂き誠にありがとうございました。短い実習期間でしたが、毎日新しく学ぶことばかりで、とても充実した時間を過ごすことができました。

 私は、脳神経外科で実習に臨ませていただきましたが、三名の脳神経外科医師より手術や脳血管造影、回診や救急外来、病棟処置などで懇切丁寧にご指導いただきたき、より実践に近い形で実習に取り組むことができました。たくさん質問していただき、答えを教えていただく前にまず自分で考えることで、現状の知識の曖昧さを再確認することができ、こちらからも疑問点があったらすぐに質問させていただき、すごく勉強になりました。教科書では学ぶことのできない現場の雰囲気や、脳神経外科のスタッフ皆様の思いに触れることができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

 また、週に一回、夜間当直にも研修医に付いて参加させていただいたのですが、研修医はただ言われた通りにオーダーを出すのではなく、自ら症例に応じて最適な検査を考え、できる限り診断・治療に近づき、不安・不明な点が浮き上がればすぐに上級医にコンサルトできる体制が整っており、この研修医の力が身に付く環境が非常に魅力的だと思いました。同時に、自分も来年から同じように医師としてしっかり働けるのかと不安にもなりましたが、とても刺激を受けたのでこの経験を無駄にすることなく日々精進していきたいと思います。

 さらに、医療従事者間のコミュニケーションの大切さはこれまでも色々な場で説かれていますが、実際に県立延岡病院は挨拶が活発で、病院全体から雰囲気の良さがすぐに伝わってきます。患者さんへの愛情も先生方皆様から感じられましたし、居心地の良い病院であることは間違いないと思いました。

 最後になりますが、貴重な時間を割いて、実習受け入れに御尽力いただきました貴院の皆様には心から感謝しております。私も貴院の医師のように、情熱をもった医師になれるようこれからも学業に励んで参ります。二週間大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

県立延岡病院でのクリニカル・クラークシップを終えて

 今回、5月26日から2週間、救急救命科と、麻酔科を中心に見学し、研修医の先生について1週に1回ずつ当直も見学させていただきました。日程としては、手術室で麻酔科を見学して、救急搬送が来たら救急センターに行くという形でした。2週間、研修医の野元先生につきっきりで実習させていただきました。
 麻酔科では、TIVA、脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔、神経ブロック等、様々な麻酔の処置だけでなく、数多くの手術を見学することができ大変勉強になりました。
 救急救命科では、交通外傷、脳出血、心筋梗塞、肺炎など様々な症例を経験することができました。また、救急救命センターに降りてこられた各科の先生方が患者さんの状況と、必要な検査、治療、今後の治療方針を丁寧に説明してくださり、延岡病院の縦のつながりと雰囲気の良さを感じました。竹智先生には気管挿管と救急患者の初期治療のプロトコールの講義をしていただき、大変興味深く勉強になりました。
 当直では、小児から高齢者の救急車搬送やwalk in全て研修医がファーストタッチを行い、検査、治療を自分たちで考えていました。上の先生方が待機しており、困ったことがあったらいつでもすぐに意見を求められるようになっているのも延岡病院の魅力だと感じました。研修医の先生方のきびきびした動きを見てとても頼もしく感じました。
 2週間という短い間でしたが、症例数も多く、実習内容も盛りだくさんで大変有意義な日々を過ごすことができました。これも院長の柳邊先生、副院長の寺尾先生をはじめご指導くださった先生方、野元先生はじめ実習中も実習後もお世話になった研修医の先生方、県立延岡病院のスタッフの皆さんのお力があったおかげです。本当にありがとうございました。今回学んだことを今後の医師人生に生かしていきたいと思います。

                              宮崎大学医学部6年 清水 一晃