若鮎だより 第37号

【医学生向け県立病院群見学バスツアー、サマープログラムインターンシップ】
医学生、看護学生を対象に宮崎、延岡、日南の3県立病院で見学ツアーが実施されました。
参加された皆さんには素晴らしい医療人になって、宮崎県北地域、または宮崎県全体の医療を支える人材となっていただくことを期待しています。

 8月23日から25日までの3日間、病院見学をさせていただきました。

 1日目の夕方から2日目の朝にかけて、夜間の当直体験をさせていただきました。患者さんが来院してから、治療方針を決めるまでの一連の流れを間近で見ることができる貴重な体験でした。研修医の岡田先生には、救急外来の体制や研修内容について細かく説明していただきました。多くの症例を担当することができ、上級医への相談もしやすい環境で、研修医として救急診療に取り組めることにとても魅力を感じました。

 2日目は耳鼻咽喉科を見学させていただきました。手術を中心とし、外来での処置や病棟回診も見学させていただきました。手術は狭い視野でしたが、見えるようにして説明していただき、手術の内容がよく分かりました。また、今回は子どもの患者さんが多く、術後や処置中の言葉のかけ方、ご家族への説明の仕方などについてとても勉強になりました。後藤先生、山田先生には本当に優しくしていただき、楽しく見学することができました。

 3日目は産婦人科・周産期科を見学させていただきました。手術を中心に、出産も見学させていただきました。手洗いをさせていただき、術中所見を詳しく説明していただいたので、手術への理解がとても深まりました。また、初めて見る手術もあり、とても有意義なものになりました。大塚先生をはじめとする産婦人科・周産期科の先生方および研修医の岡田先生、田村先生には終始温かい言葉をかけていただき、大変励みになりました。

 病院見学を終えて、第二の故郷である延岡で研修をしたいとの思いが高まっています。今回の見学では病院長の栁邊先生、副院長の寺尾先生、事務部の竹村さんをはじめ職員の方々にはお忙しいところ大変お世話になりました。心より御礼申し上げます。

 私は、8月24日から26日までの3日間、県立延岡病院を見学させて頂きました。

 1日目は、循環器内科と夜間の当直を見学させて頂きました。循環器内科では様々なカテーテル治療、検査を見ることができました。先生方が、私に説明をされながらカテーテル操作を行って下さったので、今何をしているのか、何をしようとしているのかがよく分かり、とても勉強になりました。
当直では、研修医の先生について見学させて頂きました。患者さんが来ると、研修医の先生が問診をし、心電図やその他の所見をとり、レントゲン、CTの撮影を依頼し、検査用の血液を採取するといった様々なことをてきぱきと行っており、自分もこういった研修医になりたいと思いました。治療に関しては、上級医の先生と相談して決めていたため、安心で、なおかつ研修医の勉強にもなる環境だなと感じました。

 2日目は腎臓内科と呼吸器内科を見学させて頂きました。腎臓内科では、主に透析を見学させて頂きました。特に腹膜透析は見るのが初めてで、実際の患者さんの様子や透析液の交換の仕方を見学させて頂いたり、透析液の濃度の決め方などを教えて頂いたりと、とても勉強になりました。
呼吸器内科では、患者さんを一通り見て回った後、実際のレントゲンを見て、病気について色々と教えて頂きました。また、ICTの見学をさせて頂いた際には、各診療科の先生方の仲の良さを感じることができ、雰囲気の良い病院だと思いました。

  3日目は泌尿器科を見学させて頂きました。泌尿器科では、尿管結石に対するTULを見学させて頂きました。すごく近くで見学させて頂き、器具の説明も細かくして下さりました。また、少しだけ手伝いもさせて頂き、とても勉強になりました。
全体を通して、先生方とお話をする機会もたくさんあり、多くのことを学ぶことができました。とても有意義な見学でした。

 最後になりますが、お忙しい中、先生方や事務の方々には大変お世話になりました。誠にありがとうございました。