宮崎大学協力型 興梠 貴俊 (2016年8月~10月)

 宮崎大学医学部附属病院卒後臨床研修センター、研修医2年目の興梠です。私は宮崎大学の自主デザインプログラムの中で、小児科、産婦人科、麻酔科をそれぞれ1ヶ月の合計3ヶ月間ローテートさせていただきました。

 小児科ではコモンな疾患を中心とし、大学病院などに搬送を要する重症疾患まで経験することができました。救急当直では小児のwalk inや救急車などもファーストタッチを行うため、帰宅や入院適応の判断、小児科へコンサルトするタイミングなど、上級医と相談しながら考える機会も多々ありました。

 産婦人科は、県北の最後の砦と言われるように、救急疾患や双胎妊娠などの症例も豊富で、経膣分娩や帝王切開、手術も数多く経験することができました。全ての手術に手洗いで参加し、最後の週には指導の元で開腹をさせていただきました。また、病棟では胎児エコーで推定体重を出したり、術前の患者さんの診察・検査なども行いました。

 麻酔科では、基本的に大学から派遣されている先生に直接指導していただきましたが、2日毎に指導医が変わる分、薬の使い方や手技のコツなど、数多くの知識を得ることができました。また、毎朝の勉強会では日常診療や救急につながるものを取り扱ってくださり、とても勉強になりました。

 3ヶ月の研修期間はあっという間でしたが、指導熱心な先生方のもとで勉強させていただき、県立延岡病院を選択して良かったと改めて感じています。栁邊院長先生、寺尾副院長先生をはじめ、小児科・産婦人科・麻酔科の先生方、また救急当直でご指導いただいた先生やスタッフの方々、本当にありがとうございました。