若鮎だより第39号

【臨床検査科リニューアル】
各種検査を受けられる患者さんの利便性の向上、負担軽減を目的として、臨床検査科(2階)の改修をおこないました。詳しくは5ページをご覧ください。

 まず始めに2週間という短い間でしたが井上先生、葉山先生をはじめ、皮膚科のスタッフの方々や県立延岡病院の先生方に本当にお世話になりました。
 宮崎での実習は何度か経験がありましたが、県北での実習は初めてのことだったので、大変勉強になりました。特に救急に関しては県北の最後の砦と言われるように重要な拠点となっており、当直体験では軽症から重症な疾患まで幅広く診ることができました。また、担当の先生も各診療科から来られており、そこに研修医と学生が加わって縦と横の繋がりがあるのがとてもユニークであり、様々な視点から患者さんを診ることができるのはとても勉強になりました。
 私は皮膚科で2週間実習をさせていただきましたが、4ヶ月のクリニカル・クラークシップを通しても大変勉強になったと実感しています。実習では、実際に局所麻酔や縫合、抜糸、手術での簡単なお手伝いなど、見学するよりもまず手を動かすことが殆どで、勉強というよりも身をもって体験した実習になりました。しかし、実習における様々な手技や処置においても、先生方からその根拠や知識も沢山教えていただいたので、医学的知識の勉強にもなりました。それも先生方がたいへん教育熱心であり、学生に対してとても真摯に関わってくれたおかげだと感じました。
 今回のクリニカル・クラークシップで県立延岡病院を選択して本当に良かったと思います。院長先生、副院長先生をはじめ皆様方には本当にお世話になり、心から感謝申し上げます。

 クリニカルクラークシップ最初の2週間を県立延岡病院小児科で実習させていただきました。2週間にわたる大学病院外での実習は初めてで、また延岡市も初めて行くので不安もありました。その中で県立延岡病院の先生方や医療スタッフの方々は親切に様々なことを教えてくださり、大変充実した実習を送ることができました。
 小児科では吉田先生にご指導いただき、外来と病棟で実習しました。子どもは1人1人症状が異なり、大人のように主訴を聞き出すことが難しい中で、先生方の診察の仕方や接し方はとても勉強になりました。県立延岡病院では感染症などのcommonな疾患から先天性の疾患まで幅広く診療されているため、日々新たに学ぶことばかりでした。空き時間を使ってスライドを用いたレクチャーもしていただき、大変充実した実習となりました。
 実習中は当直体験を週1回させて頂きました。県立延岡病院は県北医療の中心であり、ウォークインから救急車まで様々な症例を経験することができました。また、小児科を回らせて頂いていたので、小児救急の見学もすることができ、とても充実した実習となりました。
 実習を終えて、クリニカルクラークシップでは5年生の時よりも、自分で考え、積極的にアプローチしていくことが重要であると感じました。県立延岡病院での2週間はその後の実習での姿勢を形作るものとなり、7月末の実習終了まで積極的な姿勢を保つことができました。研修医室や当直で、研修医の先生方ともたくさんお話しする機会があり、身近な先輩方からのアドバイスも大変貴重でした。
 最後になりましたが、柳邊院長、寺尾副院長、指導して下さった小児科の先生方をはじめとした多くの病院スタッフの方々、熱心な指導をして頂きありがとうございました。県立延岡病院で学び、経験したことを活かし、勉学に励んでいきたいです。

 私は歯科の研修医として1年間お世話になりました。
 歯科の研修医は研修先によっては医科の先生方と関わる機会は非常に少ないのですが、延岡病院では自分が担当の患者さんの基礎疾患についてわからないことが あれば、どの先生もいつでも教えてくださいましたし、院内勉強会も非常に活発でした。入院患者さんをもたせていただいたのも非常に勉強になりました。歯科領域だけでなく、全身のことを考えながら歯科治療にあたる考え方や勉強の仕方を学べたことは今後の僕の財産です。
 研修医室では医科の研修医とも雑談したり、時には飲みや旅行に行ったりと私生活も充実させることができました。
 地元ということがきっかけで面接に行った延岡病院ですが、本当に素晴らしい病院で心から来てよかったと思いました。