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- 2025年
がん相談支援センター、化学療法センターでは、外見ケア学習会を行いました!
当院では、がん治療などによって生じる外見の変化に不安を感じる患者さんが、安心して治療に専念し、これまでと変わらず「自分らしく」過ごせるよう、さまざまなサポートを行っています。この度、医療用ウィッグやアピアランスケアの分野で豊富な実績を持つ専門企業にご協力いただき、患者さんを日頃から支える当院の看護師を対象とした「外見ケア学習会」を開催いたしました。
治療中の外見の変化は、患者さんにとって心身ともに大きな負担となり得ます。患者さんと一番身近な存在である看護師が外見ケアに関する専門知識を深めることで、よりきめ細やかなサポートを提供し、患者さんの心の負担を少しでも軽減したいと考えています。
看護師が学んだ主な内容
●ウィッグの種類や素材ごとの特徴を理解し、患者さんの治療状況やライフスタイルに合わせたウィッグ選びをサポートするポイント。
●患者さんがご自身でウィッグを自然に装着できるよう、具体的な指導方法。
●ウィッグを清潔に保ち、長持ちさせるためのお手入れ方法を患者さんへ伝える際の注意点。
●脱毛期から発毛期にかけての頭皮のケアや、自毛が伸びてきた際の対応について、患者さんへ寄り添った情報提供の仕方。
●抗がん剤治療などによる爪の変色や変形に対するケア方法。
●患者さんの気分転換やQOL向上に繋がる、爪を保護しつつ美しく見せるマニキュアの使用方法や選び方についてのアドバイス。


参加した看護師からは、「患者さんのウィッグに関する悩みに、自信を持って応えられるようになりたい」「爪のケアやマニキュアの提案が、患者さんの気分転換につながることを改めて実感した」といった声が聞かれ、日々の看護実践に活かそうとする熱意が感じられました。
この学習会で得た知識と経験を活かし、当院の看護師は、患者さんの外見に関するお悩みや不安に対して、さらに専門的かつ温かいサポートを提供できるよう努めてまいります。どうぞ、気になることがございましたら、遠慮なく担当の看護師にご相談ください。
みなさん、はじめまして。
今年4月から県立延岡病院基幹型研修を行っています川野友裕です。
学生から研修医になる前にどのような流れで、どのような準備が必要なのか私自身が不安に思っていましたので今回は入職前後の今年度の例をご紹介したいと思います。来年度以降も同様になるとは限りませんが、当院での研修を検討している方、当院での研修が決まった方の参考になれば幸いです。
1月末:研修医宿舎の希望調査
この時期に宿舎利用希望の有無、希望する物件の選択、宿舎駐車場の利用希望について病院から連絡がありました。当院では研修医用宿舎があり、生活に必要な設備(冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビ、ガスコンロ、エアコン、Wi-fiなど)が基本的に整っています。住環境はとても快適で研修に集中できる環境が整っています。
2月上旬:当直希望や初日の案内
2月には、4月の当直希望表の提出依頼があり、また宿舎の決定や研修初日の流れについて案内も送られてきました。住環境が明確になり、研修初日の持ち物や服装などの注意事項も共有され、心の準備も少しずつ整ってきます。
3月下旬:入居・当直表の確定
宿舎への入居が可能になる時期です。同時期に4月の当直表が配布され、また4月から研修する診療科も決定しました。荷解きや新生活に向けて生活用品を揃え、4月からの研修に向けて準備を進めていきます。
4月上旬:物品の受け取りと研修準備
研修が始まってからはスクラブやナースシューズの色・サイズ選択を行います。院内での研修では病院のスクラブを使用することができるので事前に個人購入しなくても大丈夫でした。研修前の説明やオリエンテーションでは提出書類についての説明やカルテの書き方について教えて頂きます。この時期は覚えることが多いですが、優しい先生方や研修医の先輩、事務スタッフの支援もあり大変でしたが、一つずつ不安を解消しながら1ヶ月を乗り越えることができました。


おわりに
以上が今年度の入職前後の流れの一例です。年度によって違いはあると思いますがこれからの生活に不安な方にとって少しでもイメージがつかめれば嬉しいです。宮崎県立延岡病院での研修は生活のサポート体制も充実しており、初めての土地でも安心してスタートを切ることができます。気になる方がいらっしゃいましたら是非当院に遊びにきてください。お待ちしております。
当院の救命救急センターの救急搬送受入要請への対応状況については下記のとおりです。
受付件数① | 不応需件数・理由 | 応需率 (①-②)/① |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 多数受入中 | 2 専門科不在・検査不可 | 3 直近病院対応可能・軽症 | 4 その他 | 合計 ② |
|||
4月 | 267 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 99.6% |
5月 | 238 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 | 98.7% |
6月 | 265 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 99.6% |
7月 | 271 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 99.3% |
8月 | 290 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | 99.0% |
9月 | |||||||
10月 | |||||||
11月 | |||||||
12月 | |||||||
1月 | |||||||
2月 | |||||||
3月 | |||||||
計 | 1,331 | 3 | 0 | 7 | 0 | 10 | 99.2% |

次回の県民健康講座

当院の救命救急センターの救急搬送受入要請への対応状況については下記のとおりです。
受付件数① | 不応需件数・理由 | 応需率 (①-②)/① |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 多数受入中 | 2 専門科不在・検査不可 | 3 直近病院対応可能・軽症 | 4 その他 | 合計 ② |
|||
4月 | 267 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 99.6% |
5月 | 238 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 | 98.7% |
6月 | 265 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 99.6% |
7月 | 271 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 99.3% |
8月 | |||||||
9月 | |||||||
10月 | |||||||
11月 | |||||||
12月 | |||||||
1月 | |||||||
2月 | |||||||
3月 | |||||||
計 | 1,041 | 3 | 0 | 4 | 0 | 7 | 99.3% |
初めまして。1年次研修医の岩本稔里と申します。
延岡出身の宮崎大学卒業生で今年から地元に戻ってきました。
私は去年9月ぎりぎりまで初期研修先を迷っていたので、同じように迷っている方にこの病院の魅力が伝わって欲しいと願いながらブログを担当させていただきます。
●ローテートについて
私は4-5月救急科→6月麻酔科→7月産婦人科→8月循環器内科をローテートしていて、来月からは外科を周る予定です。どの科の先生方も優しく丁寧に指導してくださり、その科の研修が終わってからでも声をかけてくださって充実した楽しい研修医生活を送っています。来月からの外科も、当直で先生方とご一緒したり研修医をご飯に誘ってくださったりしてお話ししたことがあるのですでに研修が楽しみです。県立延岡病院は他職種の方々含めて人柄が良く交流しやすい雰囲気が魅力の一つかなと思います。
●今月研修している循環器内科について
当院の循環器内科は幅広い症例を経験することができます。県北の緊急カテーテル症例が集まってくることで緊迫した現場を肌で感じ、心臓に特化したリハビリ環境も整っているので患者さんが集中治療室から一般病床に移り自宅退院するまで関わることができます。最新の設備が導入されていて、循環器内科に少しでも興味がある人はぜひ選択してほしいと思うくらい勉強になります。また、循環器内科の研修医は担当患者さんの薬剤について指導医の先生と一緒に考えたり入院から退院の手続きすべてを教えていただけたりして、どの科に行っても将来役立つ知識と技術を身につけることができたことが良かったです。
●研修行事について
研修医はローテートする科の業務以外に年間を通じて経験する研修がいくつかあります。私がこの5ヶ月のうちに経験したのは剖検参加と予防医療です。剖検ではこの病院で亡くなられた患者さんの剖検に実際に立ち会います。予防医療では職員対象のワクチン接種を研修医が担当させていただけます。私はB型肝炎ウイルスの抗体が低かったため、ワクチン接種業務に参加しながら同期に打ってもらいました。病院全体が研修に協力的で良い学びの環境にあると思います。
以上、簡単にはなりますが研修医生活の紹介です。初期研修や実習でお会いできることを心待ちにしています。最後は外科の先生と行った焼き肉とワクチン接種の写真です!

