【入札公告】県立延岡病院電気手術器一式に係る一般競争入札の実施について

県立延岡病院電気手術器一式に係る一般競争入札を行います。

詳細については、下記の入札公告をご覧ください。

03入札公告(電気手術器一式)

 

県立延岡病院画像処理ユニット一式に係る一般競争入札を行います。

詳細については、下記の入札公告をご覧ください。

03入札公告(画像処理ユニット一式)

 

県立延岡病院滅菌コンテナに係る一般競争入札を行います。

詳細については、下記の入札公告をご覧ください。

03入札公告(滅菌コンテナ)

 

県立延岡病院超音波手術器に係る一般競争入札を行います。

詳細については、下記の入札公告をご覧ください。

03入札公告(超音波手術器)

 

 

 初めまして。1年次研修医の佐藤美羽と申します。

 私は、他の研修医が頑なに触れてこなかったEPOCについて書こうと思います。

【EPOCとは】

 EPOCとは厚生労働省が推奨する初期臨床研修の到達目標評価システムのことです。初期研修2年間のうちに55の症候・疾患を経験する必要があります。全国の研修病院で共通的に使われていますが評価方法は病院によって異なり、担当症例のサマリを提出すればいい病院もあれば、当院の様にレポートを提出する必要がある病院もあります。

 例えば、「ショック」という症候に対して、アナフィラキシーショック、敗血症性ショック、出血性ショック、などどのようなショックでもいいのですが、自分が経験して、患者が入院となり、担当医に入った症例のみEPOCのレポートの対象として記載することが許されます。現病歴、既往、内服、生活歴、来院時バイタル、身体所見、検査所見をひとつひとつ記載し、診断、治療までは大学で課題になるレポートと似たようなものです。考察部分では、その疾患のガイドラインや自分が臨床上疑問に思ったことなどを調べて書きます。完成したらまずは上級医にチェックしてもらい、訂正を繰り返してようやく臨床研修センター長に提出できます。上級医の先生方は最新のガイドラインを貸してくださったり、考察に必要なヒントを与えてくださいます。毎回提出するたびに時間を奪って申し訳ない気持ちと、丁寧に指導への感謝の気持ちでいっぱいになります。

【メリット】

 2年間で55の症候・疾患なので月に2-3個提出すればよい計算になります。ガイドラインを読むことはとても勉強になりますし、引用元の論文をたどることでエビデンスを深く理解できます。当院の研修医は皆口をそろえてEPOCがあってとても勉強になる、あってよかったといいます。また、内科専攻医登録評価システムであるJ-OSLERにも研修医の症例を使用することができるため(上限あり)、早い段階から症例を集めてレポートを書くことができるメリットがあります。

【実際の進捗】

 私たちはEPOCのことを愛称を込めて「エポ」と呼んでおり、「何エポ終わった?」という会話が研修医室で飛び交っております。現在、研修医一年目トップのエポ修了率を誇る研修医は10月上旬時点で26エポ終了しており、次点で20エポと続いております。私は16エポ終了しており、ごく普通のペースです。1エポ終了に大体3時間+上級医からの指導・訂正が入るためトータル4-5時間は要します。現在麻酔科ローテ中で症例集めはストップしてしまうのですが、これまでに担当した症例が溜まっているので業務後や休みの日に少しでも進めたいです!

当院の救命救急センターの救急搬送受入要請への対応状況については下記のとおりです。

  受付件数① 不応需件数・理由 応需率
(①-②)/①
1 多数受入中 2 専門科不在・検査不可 3 直近病院対応可能・軽症 4 その他 合計
4月 267 0 0 1 0 1 99.6%
5月 238 2 0 1 0 3 98.7%
6月 265 0 0 1 0 1 99.6%
7月 271 1 0 1 0 2 99.3%
8月 290 0 0 3 0 3 99.0%
9月 266 1 0 2 0 3 98.9%
10月              
11月              
12月              
1月              
2月              
3月              
1,597 4 0 9 0 13 99.2%

 2025年10月28日(火)、29日(水)、当院の職員を対象とした研修を開催しました。この研修は必要な知識の習得やスキル向上を目的として毎年開催しており、今年はペイシェントハラスメントに関する事例紹介や対応方法の検討等を中心に行いました。

 ペイシェントハラスメントに適切に対応することは、医療現場を守り、患者さんに良質で安全な医療を提供するためにも大変重要なことです。研修の参加者からは「

  • 具体的な事例と対応策が明確になり、非常に実践的な内容でした。
  • 職員が尊重され、安心して働ける環境こそが、患者さんへの安心・安全な医療提供に繋がると改めて認識しました。
  • 組織全体での継続的な教育・訓練の重要性を強く感じ、大変有意義な研修でした。

」との感想が聞かれました。当院では今後ともこのような研修を開催しながら、職員が医療従事者としてさらに成長するよう努めてまいります。

次回の県民健康講座

申し込み方法

参加ご希望の方は県立延岡病院(代)0982-32-6181から患者支援センターへ電話でお申し込みください。

お名前、連絡先を確認させていただきます。

※当日の出入り口は救急外来入口の1ヶ所になります。

※警備員へ県民健康講座参加のため来院していることを伝え、入館して下さい。

※2階講堂入り口で住所確認、体調確認等を行います。必ずマスクの着用をお願いします。

※以下の方は参加をご遠慮ください。

※発熱、風邪症状、倦怠感(だるさ)等自覚症状がある方

※参加された方には、延岡市健康長寿課 
  のべおか健康マイレージアプリポイント(50ポイント)
  健康長寿ポイント(100ポイント)がもらえます。

 2025年10月17日(金)、県立延岡病院講堂にて「ドクターカー事例検討会および講演会」を開催しました。

 事例検討会では、当院救命救急センター長の金丸勝弘先生、同センター副医長北條健人先生、ドクターカー運行員の日髙真幸さん(日向市消防本部から派遣)を中心に進行され、各消防本部の救急隊より実際の活動事例を発表していただきました。
医療の視点を交えながら、現場での課題や疑問点を共有・議論することで、今後の連携強化につながる有意義な時間となりました。

 続く講演会では、当院脳神経外科医長の柴田碧人先生が「県北における脳卒中医療の新たな潮流 ~症例からみる~」をテーマに講演を行いました。脳卒中に対する治療や搬送の重要性を再確認し、病院と救急隊がより一体となって患者さんに最善の医療を届けるための学びの機会となりました。

 当日は、各消防本部の職員をはじめ、九州医療科学大学救急救命コースの学生、役場の消防・救急担当者、西臼杵医療センターの職員など、100名を超える皆さまにご参加いただきました。活発な意見交換が行われ、地域全体で救急医療を支える意識を高めることができました。 県北地域が一丸となり、今後もより安心・安全な救急医療の提供をめざしてまいります。ご参加・ご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。