研修医ブログ (1年次 原口研修医編)

「自己紹介と県延を選んだ理由」

 はじめまして。原口美咲と申します。

 今年4月から県立延岡病院基幹型で研修をスタートしました。

 出身は長崎県で、宮崎大学卒業です。

 特に宮崎県に残らないといけないという縛りはなかったのですが、クリクラや病院見学を通じて、県立延岡病院の教育体制の質に魅力を感じて、研修先に選びました。研修をスタートして2ヶ月経ちますが、とても充実した日々を送っていて、自分の判断は正しかったと改めて感じています。

 

「日々の業務について」

 私は5月は総合診療科をローテーションしました。

 毎日勉強になることがたくさんで、とても楽しかったです。

↓ 総合診療科ローテ中の1日のスケジュールを紹介します。

7:30   患者さんの夜間早朝の様子の把握・朝カンファレンスの準備をします。 

8:00   総合診療科カンファレンス ここで自分の担当患者さんのプレゼンをします。

     特に、今日は何の検査をするのか、といった今日の動きをメインに話して、方針を決定します。

9:00   救急科・総合診療科合同カンファ 

午前中  朝のカンファレンスで決定した方針に基づいて、病棟の仕事をやります。

13:30  昼カンファレンス 午前中にやったことをメインにプレゼンをします。

     方針について困っていることがあったら相談します。

午後   病棟の仕事をやります。

16:30  夜間当直の先生に申し送り 今日やったこと、夜間注意すべき事をメインにプレゼンをします。

定時まで 翌朝に早く来なくていいように、ある程度プレゼンの準備をして帰ります。

 

 こうやって見ると、1日に最大4回のプレゼンがあり、準備が大変です。

 しかし、こまめな進捗報告とフィードバックの機会があり、とても勉強になることが多いです。「この処方でいいのかな?」と不安な中で仕事を進めるよりも、上級医の先生と相談しながら仕事を進めることができて良かったです。

 

「当直について」

 当直は月に4-5回あります。

 4月から当直はありますが、最初の2-3回は2年目研修医の先生と一緒に入ります。

 そこで救急外来で頻用する検査のオーダーの出し方や、救急外来での立ち回りなどを教えていただきます。その後独り立ちし、救急外来の当番に入ります。救急車が来たら、研修医がまっさきに迎えに行って、primary surveyを行います。その後ベッドに移動して、モニターをつけたり、エコーをしたりします。正直、まだまだ救急外来は慣れなくて分からないことだらけですが、これから何回もあるので、ひとつひとつ覚えていきたいと思っています。次に同じような状況の患者さんがきたときに対応ができるように上級医の先生が何の検査をオーダーして何を処方しているのかを見て、疑問に思ったことを質問しています。先生方は快く教えてくださり、毎回学びがたくさんです。鼠径からの採血などの手技もたくさんやらせていただいています。

 

「お昼のレクチャーが神」

 坂本研修医もブログに書いていましたが、月水金のお昼には、総合診療科の松田先生のレクチャーがあります。内容は救急外来の症例の振り返りです。救急外来で私たちの学びになりそうな症例を提示していただいています。自分が直接救急外来を担当していない症例でも、振り返りのおかげで学ぶことができます。個人的には心電図の読み方を教えていただけるのがとてもありがたいです。今年の心電図検定にチャレンジしてみようと思っています。

 

「おまけ」

 最後に、自分の趣味のブラジリアン柔術の写真を載せて終わりにします。ブラジリアン柔術は三角絞めからの腕十字固めを研究中です。

 腕十字を極めるときは、必ず相手の親指をサムズアップさせます。腕の角度がずれると極まらないから人体って不思議だなあと思います。