当院職員の新型コロナウイルス感染について

 当院に勤務する看護職員1名が、新型コロナウイルスに感染していることが8月20日(金)に判明しました。

 この職員はワクチンを2回接種済みでしたが、8月19日(木)の勤務後に咳の症状があったため、翌日に医療機関でPCR検査を実施し陽性が判明したものです。感染経路については、現在、延岡保健所で確認中です。

 当院では、今回の陽性判明を受け、同日、直ちにこの職員が勤務する病棟のすべての患者さんと関係職員計約60名についてPCR検査を実施し、全員の「陰性」を確認しました。
 また、職員が勤務する病棟の消毒を行うとともに、濃厚接触者と認定された4名の看護職員については、経過観察のため、接触日から2週間出勤を停止することとしました。

 今回、職員の感染発生がありましたが、感染した職員は病棟において看護を行う際には感染対策を徹底していたこと、また、この職員は他の病棟や外来と直接的な接触はなかったことから、患者さんや他の病院職員に感染させたリスクは極めて低いと考えています。

 以上のことから、当院といたしましては、感染防止対策を徹底した上で、通常どおりに診療を行うことといたします。感染した職員が勤務していた病棟の診療につきましても、スタッフが不足する間は他の病棟で患者を受け入れるなど、可能な限り支障のない対応に努めてまいります。

 患者さんやご家族の皆さまには、館内への入館制限などご不便をおかけしている中、重ねてご心配をおかけすることとなりましたが、再発防止に努め、皆さま方お一人お一人への良質で安全な医療の提供のために万全を期してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

令和3年8月21日
宮崎県立延岡病院
院長 寺尾公成