ドクターカーの運用について
県立延岡病院では2021年4月より宮崎県内では初めての救急車型のドクターカーを導入し、宮崎県北全域(延岡市、日向市、西臼杵郡、東臼杵郡)を対象として現在まで運行を継続しています。
本ドクターカーには、医師、看護師、救急救命士が同乗し、医療資器材(人工呼吸器、簡易採血検査機器、生体監視モニター等)を備えており、患者さんを搬送しながら高度な救急処置が可能です。また、搬送の一部をドクターカーが担うことで、要請元の消防機関の負担軽減にも繋がっています。
このドクターカー運行事業の円滑で効果的な推進を図るため、県立延岡病院と県北の各消防本部で定期的に連絡会議を開催し、運行調整や事例検討会等をおこなっています。
また本ドクターカーを運行するためのドライバーに関しては、各消防本部(延岡市、日向市、西臼杵)および日本救急システム株式会社「JEMS」の4消防機関で輪番制を取り決め、輪番機関から派遣された救急救命士に協力いただき、安定的運行が可能となっています。
出動要請は各消防本部指令課、救急現場に到着した救急隊、医療機関の医師などから、早期に救急医による診療を要すると判断された場合におこなわれ、要請を受けた場合には速やかに指定された現場、またはドッキングポイントに向かいます。
出動件数は、県北全域において年間で約200件あり、そのうち約70件はドッキングポイントを利用して各地区消防の救急車と連携しています。
このドッキングポイントは、各消防本部からの情報を元にコンビニ店等の商業施設、道の駅、公民館、公園、広い道路の路肩など現在約260施設を確保していります。これら施設に関しては、全てその管理責任者に承認をいただき、使用に当たり御協力をいただいています。
ドクターカーの正面及び側面の3本のラインは、自然豊かな宮崎県北地域(山の緑と海の青)の安全・安心を赤色のドクターカーが支えるイメージでデザインしています。
ドクターカーは、宮崎県北地域の皆さんにより早期に高度で安全・安心の救急医療を提供できるように運行していますので、街中、山間部等で見かけられましたら応援いただきつつ、道をお譲り下さい! 御協力を宜しくお願いいたします。


ドクターカー

救命救急センター長
金丸 勝弘 先生