院長のごあいさつ

　この度は、当院のホームページをご訪問いただきありがとうございます。私は、寺尾前院長の後任として、令和6年4月1日より院長に就任いたしました山口哲朗です。

　当院は昭和23年9月1日に開院し、宮崎県北地区（延岡西臼杵医療圏、日向入郷医療圏）の中核病院として地域医療に貢献を続けてきました。当院の理念である患者さん本位の良質で安全な医療を提供するためには、近隣の１次・２次医療施設と緊密な連携を取りながら、唯一の３次医療施設である当院が急性期・高度医療の役割を担っていく地域医療体制が重要です。そのためには地域のかかりつけ医療施設（病院・診療所）や地域の医療・保健・福祉施設、行政機関との連携が重要課題です。また、地域には医師、看護師、薬剤師等の医療人も不足しており県・市などの行政機関、医師会とも協力して人材確保も重要です。

　開院当時は診療科2科（内科、外科）でしたが、現在は24の診療科となっています。救急医療や高度ながん医療、ハイリスク小児・周産期医療、歯科医療などを提供しています。今後の高齢化による疾病構造の変化など医療を取り巻く環境の変化に対応するため、これまで救命救急センターやハイブリッド手術室を備えた心臓脳血管センター、リハビリテーションセンター、外来化学療法室の整備などおこなってきましたが、日々進化する医療に対応するため更なる機能の充実が必要となってきます。また医師の働き方改革を含めたチーム医療の充実など労働環境の改善も急務となっています。病院機能も職員の意識も変化に対応できなければ存続が難しい時代になっています。今後も患者さん本位の良質で安全な医療の提供および医療スタッフが安心して働ける環境づくりを目指してまいります。ご指導、ご支援をどうかよろしくお願い申し上げます。