院長のごあいさつ
宮崎県立延岡病院のホームページにようこそ

この度は、当院のホームページをご閲覧いただきありがとうございます。 当院は昭和23年9月1日に開院し、宮崎県北地区(延岡西臼杵医療圏、日向入郷医療圏)の中核病院として地域医療に貢献を続けています。当院の理念である患者さん本位の良質で安全な医療を提供するため、近隣の1次・2次医療施設と緊密な連携を取りながら、唯一の3次医療施設である当院が急性期・高度医療の役割を担っていく地域医療体制の構築を目指しています。かかりつけ医療施設(病院・診療所)や地域の医療・保健・福祉施設との連携が不可欠です。延岡市には「地域医療を守る会」が活動し、延岡市は「地域医療を守る条例」を制定しています。また、当院のドクターカーは延岡市、日向市および西臼杵郡の消防の協力のもと運行されています。県北地域一体となった医療提供体制が県北地域の強みと考えています。 開院時当は診療科2科(内科、外科)でしたが、現在は24の診療科となっています。高度急性期医療や高度ながん医療、ハイリスク小児・周産期医療、歯科医療などを提供しています。今後の高齢化による疾病構造の変化など医療を取り巻く環境の変化に対応するため、これまで救命救急センターやハイブリッド手術室を備えた心臓脳血管センター、リハビリテーションセンター、外来化学療法室の整備などおこなってきましたが、日々進化する医療に対応するため令和7年度は手術支援ロボットの導入などさらなる病院機能の充実を図ります。現在の病院は平成9年(1997年)に建設され28年が経過し当時と比較して職員数は1.5倍と増加、また患者数の増加により、病院の収容能力は低下しており、院内スペースおよび駐車場の確保も重要な課題となっています。これらの諸問題を当院だけでなく県民の皆様の協力を得ながら解決していきたいと思います。病院機能も職員の意識も変化に対応できなければ存続が難しい時代になっています。今後も患者さん本位の良質で安全な医療の提供および医療スタッフが安心して働ける環境づくりを目指してまいります。ご指導、ご支援をどうかよろしくお願い申し上げます。
令和7年4月1日
山口哲朗