宮崎大学協力型 平光宏行 (2011年1月~3月)

 私は、小児科3カ月間の予定で当院での研修を選択しました。当院での研修の特徴の一つは、各診療科(小児科)の研修とは別に、救急外来の当直があることです。まずは小児科研修についてですが、季節によって様々でしょうが、私が研修した1-3月にはインフルエンザやRSウイルス、ロタウイルスなどの感染症や、気管支喘息が流行る時期であったためこれらの疾患は多く経験できました。またウイルス感染による発熱に伴うけいれん発作や、川崎病なども比較的多く経験できました。それぞれ年齢や重症度が異なり、特に生後3カ月未満の子の診療に際しては治療や管理が困難なことも多く、HCUでの管理が必要な子もいたり、多くを学ぶことができました。指導医の先生方は忙しいのに丁寧に教えてくださいますし、病棟や外来のスタッフの方々も相談しやすく、働きやすいです。

 次に救急当直についてですが、県北の医療事情から、ほぼ全ての診療科にわたる疾患が当院に集中するため、救急部では様々な疾患、重症度の患者が救急搬送やwalk inで受診し、対応することになります。したがって研修医としては非常によい経験になることは間違いないでしょう。また、研修医間にとどまらず、各診療科の先生方は非常に気さくな方々が多くコンサルトしやすく、とても働きやすい環境だと思います。

 3か月間という短い間ではありましたが、お世話になった先生方、本当にありがとうございました。そして、この病院で研修される先生方が増えることを願っております。