宮崎大学協力型 森 晃佑 (2012年4月~2012年6月)

「県立延岡病院での研修を終えて」 

宮崎大学医学部附属病院、研修医1年目の森晃佑です。僕は医師として初めての職場が県立延岡病院で、救急科と麻酔科で研修させていただきました。延岡病院の救急研修では、同時に麻酔科での研修が行える、救急来院された患者さんが各科にコンサルトされた後も、患者さんの検査や処置、手術等を見学だけでなく一緒に参加させていただける、などの特徴があります。そういった部分に魅力を感じ、延岡病院での救急研修を希望しました。医師になったばかりの職場ということで、初めはなにもかもが不安でした。でも、実際に働き始めると、とても働きやすい環境であると心から感じました。救急科や麻酔科の先生方は仕事に対しても僕ら研修医への指導に対しても非常に熱心で、それでいてとても優しく、時に厳しいです。また、救急・麻酔科で研修していると、救急外来や手術室等で各科の先生方と接する機会も非常に多いですし、救急当直でも毎回各科いろんな先生と一緒に患者さんを診ることになります。その中で、各科の先生方も非常に優しく、熱心に指導してくれます。先生方だけでなく、看護師の方々やその他いろんな職種の方々もすごく優しく、僕が何もできなかったり、迷惑をかけてしまったときも快く助けてくれました。初めての職場で不安ばかりだった僕にはこういった環境の中で働き始めたことは非常に大きかったと思います。また、そういった働きやすい環境だけでなく、勉強はもちろん、たくさんの経験ができるという点もとても魅力的だと思います。救急外来では診察や各種検査を自分の手で行ったり、注射や縫合、挿管といった手技も経験させてもらえます。麻酔科でも、挿管や脊髄くも膜下麻酔等いろんな手技を教えてもらえます。挿管だけ見ても、3か月の研修で20~30症例程度経験することができました。

 研修医どうしがとても仲が良いのも延岡病院の特徴の1つだと思います。日常の研修医室ではもちろん、プライベートでもいろんなところに遊びに行ったりしてすごく楽しく過ごすことができました。

 熱心な先生方の指導の下、救急外来や救急当直で、実際に自分で患者さんを診ることや、救急・麻酔科で多くの手技を経験させてもらえたことで、3か月前の自分からすると幾分か成長できたことを実感できました。延岡病院での研修で学んだことは今後の研修でも必ず活かせると思いますし、なによりまたこの延岡病院で研修をしたいと強く思いました。

 延岡病院での研修は本当に充実したものでした。最後に、多くの研修医の先生方に延岡病院での研修をお勧めさせていただきたいと思います。

3か月間大変お世話になりました。本当にありがとうございました。