宮崎大学協力型 村岡純輔 (2012年7・8月)

県立延岡病院での外科研修

   私は7~8月の2ヶ月間,外科で研修をさせて頂きました.内容は大まかに,月水金が手術(多くが消化器,乳腺の悪性腫瘍)で火木が内視鏡検査(上部および下部)です.手術では助手として立ち合い基本的な手技を学びます.内視鏡検査は,上部については指導の下に研修医が行います.丁寧なご指導のおかげで,ルーチンの検査は一人でも何とかできるようになりました.
  悪性腫瘍の患者が多いため,抗癌剤治療や疼痛管理も詳しく勉強できます.緩和ケア研修会にも参加できたので,より理解を深められたと思います.
  この他にも,週1回くらいのペースで当直もありました.内科系医師,外科系医師,そして研修医の計3人の医師と,救急看護師で協力し一晩対応します.県北最後の砦としての役割を果たしているため,子どもから高齢者まで,そして軽症から重症まで何でも来ます.ほとんど眠れない時も多いですが,頭も体も使い,とても勉強になりました.
私は宮崎出身ですが,延岡はほぼ初めてで,不安な気持ちで研修が始まりましたが,熊大・宮大の研修医仲間やたくさんの先生方の支えがあって,何ひとつ不自由なく生活を送れました.本当にありがとうございました.内科や救急などで頑張って研修している研修医仲間の姿を見て,また県立延岡病院に来て色々な診療科で研修をしてみたいと思いました.

平成24年8月31日  村岡純輔