宮崎大学協力型 宮後冴 (2014年4月)

1か月の産婦人科研修、本当にあっという間でした。
延岡は初めてで何もわからない状態からのスタートでしたが、とても雰囲気の良い病棟で、優しく面白い先生達やスタッフの皆様に支えられながら、忙しくも楽しく働くことができました。
妊娠中の母体管理、頚膣分娩、帝王切開、婦人科腫瘍の化学療法管理、NICUでの新生児管理、またあるときはERでの急性腹症からの緊急手術等々、本当にたくさんの症例に関わらせて頂きました。手術件数もとても多く、開腹手術のほとんど全てに助手として参加し、一般外科の研修以上に手技もたくさんさせて頂きました。寺尾先生の前で術者の位置に立ち開腹を行うのは本当に緊張しましたが、非常に貴重な経験になりました。先生方には外来・病棟と多忙な中時間を割いて熱心に指導して頂き、本当に感謝しています。
研修医でまわす夜間・休日のER当直は、忙しすぎて大変でしたが、その分勉強になります。walk inでは小児の軽症から重症まで、救急車では急性冠症候群・脳血管障害などが多く、CPA症例も数例経験しました。研修医の間は外来に出る機会は少ないので貴重な経験です。また、一緒に当直させて頂く指導医の先生のみならず、各科オンコールの先生もすぐに来てくださるので、一人になることはなく心強かったです。普段は関わりの少ない先生から直接指導をして頂けることも多く、お得でした。
指導医の先生のほかにも、熊本大学の研修医との出会いもあります。みんな優秀で、とてもいい刺激をもらえました。診療科や職場に慣れた頃に移動になってしまったので、これから行く皆さんにはぜひ2か月以上の選択をお勧めします。
またいつか違った形で延岡に帰って、一緒に働くことが出来たら嬉しいです。
一か月間、本当にありがとうございました! 

2014.5.7 宮崎大学附属病院研修医 宮後 冴