宮崎大学協力型 山口 智子 (2015年1月~3月)

 私は宮崎大学の周産期重点プログラムで、産婦人科2ヶ月+小児科1ヶ月、2年次研修医の最後の3ヶ月を延岡病院で研修させていただきました。
 先生方もスタッフの方も優しくて熱心で、とても働きやすい環境で3ヶ月間の研修を行うことが出来ました。

 産婦人科研修では、県北地区全域から様々なハイリスク症例が集まってくるので、2ヶ月という短い期間ではありましたが、産科・婦人科・新生児問わずとても多くの症例を経験出来ました。週2回の定例手術だけでも手術件数は多いですが、それに加えて多くの緊急手術がありほとんど全ての症例で術野に入らせていただけて、とても忙しく充実した毎日でした。私は宮崎大学の産婦人科に入局することは決めていましたが、県北地区にもこんなに素晴らしい病院があり、より一層、宮崎で産婦人科医として頑張ろうと思えた2ヶ月となりました。

 小児科研修では入院管理に加えて、外来業務も沢山経験出来ました。RSウイルス感染、喘息、低身長の精査、乳児検診やワクチン接種など毎日多彩な症例を経験させて頂きました。1ヶ月で小児の採血・ルート確保も少しだけ自信をもって出来るようになったかなと思います。

 専門科での研修に加えて、ER当直にも入れることが延岡病院の魅力の一つだと思います。
 こちらも軽症から重症まで多種多様な症例が経験できて本当に勉強になりました。
 当直に入るたびに初めて診る症例があって、忙しくて眠れない日の方が多かったのですが、やりがいがありました。各専門科の先生か直接ご指導頂けるので産婦人科と小児科で回った3ヶ月でしたが2年間のまとめとして様々なことを学ぶことが出来たかなと思います。

 熊本大学と宮崎大学の研修医が同じフィールドで研修出来たことも楽しかったです。
 延岡の美味しいお店をピックアップしてご飯を食べに行ったり、研修医部屋でご飯を食べたりして、忙しいなかでも研修医同士和気藹々と楽しい研修生活で日々の活力を養えました。

 本当に充実した3ヶ月でした。次はスタッフとしてもう少し成長して延岡に帰ってこられるように頑張ります。これから研修で回る先生方も絶対楽しい研修生活が待っていると思うので是非頑張ってください!