宮崎大学協力型 高村 一成 (2015年6月)

 県立延岡病院 産婦人科研修を経て

 私は6月の1ヶ月の間、県立延岡病院産婦人科での研修をおこなった。今振り返ってみるとあっという間の1ヶ月間だった。病棟、手術室、救急外来を行き来する毎日で非常に勉強になった。また、周産期医療を少しではあるが学べたのは自分にとって大きな経験になったと自負している。

 県立延岡病院での研修は、救急外来の当直が月に約4-6回ほどあり、研修医が主となって患者に対してのfirst touchを行うことが研修の特徴の一つとして挙げられる。walk inから救急搬送、軽症から重症まで様々な患者を見ることができたのはとてもいい経験になった。各当直帯には内科、外科Drが1名ずつ待機してくれており、feed backもあるので大変有り難かった。なにより自分で病態を整理し、考え、対処するということを主で行えるので知識が座学よりもはるかに身に付いたように感じる。

 また、他大学の研修医と同じ職場で研修できることも大きな特徴だと考える。自分の今の立ち位置、実力等が客観的に見えるので、反省につながり、今すべきことを再確認できる。職場で、時には飲み会の場で色々な意見を交わし過ごした時間はとても楽しく、ここでの出会いはこれからの人生における自分の財産になると振り返って感じている。

 産婦人科の研修では周産期から腫瘍学、産科救急と幅広く学べる。手術症例数も多く忙しい日々だが、先生方は非常に熱く指導して下さり、充実した1ヶ月間を過ごせた。

 冒頭で述べたように1ヶ月間という短期間の研修だったが、とても充実しており、刺激的な1ヶ月だった。

 この場を借りて、県立延岡病院院長 柳邊安秀先生、副院長 寺尾公成先生をはじめ、産婦人科でお世話になった先生方、救急外来でお世話になった先生方にお礼を申し上げます。ありがとうございました。