宮崎大学協力型 落合 彰子 (2016年2月~3月)

私は宮崎大学医学部附属病院の自主デザイン研修プログラムで研修し、研修医の締めくくりとなる2か月を県立延岡病院で研修しました。

既に内科への進路を決めていたため、必修科の産婦人科、小児科を選択する際、「救急当直があり日中も夜間も学べる」との口コミを参考に選択しましたが、非常に勉強になる刺激的な日々を過ごすことができました。

産婦人科では全ての手術、診察に関わらせていただき、手術室と病棟を往復する日々でしたが、チームの一員として扱っていただき、とてもやりがいがありました。また、手技も多く経験させていただきました。特に結紮は学生時代、外科研修でも学んでいたため漠然とできるような気持ちでいましたが、実際の手術の場で、1つ1つ責任をもって緩まないように結ぶ難しさを実感し、1か月間で鍛えていただきました。

小児科では川崎病やウイルス感染症、てんかんなど、典型的な症例を学ぶことができました。当直中は小児の初療にもあたるため不安でしたが、小児科の先生方が駆けつけてくださり、直に対応を学ばせていただいたため勉強になりました。

救急当直は県立延岡病院の目玉ですが、口コミ通り軽症から重症まであらゆる疾患の初療にあたりました。2年目の最後の2か月ということもあり、研修を始めたころと比較すると少しは対応できるようになったなと思う場面もありましたが、具体的な指示や治療、非典型例など上手くいかないことも多く、これから出会う患者さんに正しく対応するために勉強しなければと気を引き締めることができました。

今後は内科医の道に進みますが、延岡で学んだこと、感じたことを忘れずに、謙虚に頑張っていきたいと思います。栁邊院長先生、寺尾副院長先生をはじめご指導くださった先生方、スタッフの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。2か月間お世話になりました。ありがとうございました。