熊本大学5年生 与那嶺真一さん(2013年3月12・13日)

三月中旬に県立延岡病院に二日間の日程(前日の宿泊付き)で見学に伺いました。昼間は内科、夜中は救急見学をお願いしました。昨年夏の病院見学バスツアーを含めて二度目の見学だったので、病院の雰囲気に馴染みやすかったです。
 
初日は循環器内科の見学でした。朝のICU/HCUカンファレンスの後、研修医に付いて病棟での電子カルテ作業、回診、ICU/HCUでの患者さんのケア、心臓カテーテル検査などの見学を行いました。病棟で忙しそうに電子カルテ作業や患者さんのケアをこなす研修医の姿を見学し、一年あまり後には同じ仕事を行うのかと考えると身が引き締まる思いでした。病棟での作業の合間に回診や患者さんの病気に関する説明をしてくれました。午後は心臓カテーテル検査を見学し、また予想外に早く終了したこともあり、婦人科の手術の見学も出来ました。
 
日中の見学終了後は、夕方から救急当直を体験しました。重症から軽症の症例まで様々な7件の救急患者来院があり、忙しい救急現場の縮図を味わったような一晩でした。
いつ、またどのような病状で来院するのか分からない救急患者に正確に初期対応をする研修医の姿が印象的で、幅広い医学知識が必要なのだと再認識させられました。
 
二日目はICU/HCUカンファレンスに続いて、内科の病棟回診、病棟患者さんの病気に関する説明・講義、人工透析見学、病院設備見学、気管支鏡検査見学などがありました。内科部長が中心になって、回診や検査を的確にこなしていきながら、説明・講義を丁寧に行ってくれました。
 
他にも昼間に急に入った珍しい症例の救急患者の処置見学や研修医の方々と話をする機会にも恵まれました。あっという間の2日間でしたが、極めて有意義でした。自分自身
が現場に立つ姿を想像しながら、よりモチベーションを高めて残りの学生生活を送ろうと考えています。