宮崎大学5年生 大塚ゆかりさん(2014年3月4・5日)

県立延岡病院を見学して

宮崎大学5年 大塚ゆかり

 3月4日~5日の2日間、県立延岡病院で小児科とNICUを見学させていただきました。県立延岡病院の見学は3回目ですが、毎回、私にあった見学スケジュールを組んで下さるのでとても勉強になります。

 1日目は小児科の外来や病棟で見学させていただきました。外来を見学して驚いたことは、患者さんの疾患が多岐にわたることでした。大学病院で外来を見学したときには、診察される先生によってある程度疾患が限られていましたが、県立延岡病院では腎疾患から神経疾患まで、幅広く診察されていました。県立延岡病院は県北の医療の要なので、ある程度ここで医療を完成させなければならない、と先生がおしゃっていたのが印象的でした。

12時半から毎日、小児科の先生方で勉強会をされているということで、勉強会にも参加しました。その後は外来や処置を見学させていただきました。夜間は救急外来に小児の患者さんが来た時に呼び出していただけるようにお願いをしていたので、小児救急も見学することができました。県立延岡病院では見学の際に院内PHSを貸していただけるので、救急外来にすぐ駆けつけることができ、初期対応から見学できます。小児科を見学したのは1日だけでしたが、外来や病棟の見学だけでなく、小児の疾患についてレクチャーしていただいたり、自分の進路について相談に乗っていただいたりと、非常に充実していました。4月に2週間、クリニカル・クラークシップで実習させていただくので、とても楽しみです。

2日目は小児科の抄読会に参加した後、12時まで産婦人科病棟とNICUで見学をさせていただきました。産婦人科の先生方が4人で産科、婦人科、NICUの3つを担当されていることにまず驚きました。病棟回診の後、NICUで看護師さんや助産師さんに教えていただきながら、人生初の沐浴と哺乳をしました。最初に赤ちゃんを抱っこしたときはとても軽く感じたのですが、沐浴と哺乳をした後は左腕がとても痛くなりました。授業や実習では沐浴や哺乳などは習いませんが、県立延岡病院では色々なことを教えていただけるので、本当に勉強になりました。

過去2回の見学は休日の救命救急センターでの当直体験だったため、平日に見学をしたのは初めてでしたが、県立延岡病院はとても雰囲気の良い病院だと見学するたびに感じます。宮崎出身者や宮崎大学の学生に限らず、多くの人に県立延岡病院を見学してもらえたら、と思います。お忙しい中、見学を受け入れて下さり、本当にありがとうございました。