県立延岡病院でのクリニカル・クラークシップを終えて
今回、5月26日から2週間、救急救命科と、麻酔科を中心に見学し、研修医の先生について1週に1回ずつ当直も見学させていただきました。日程としては、手術室で麻酔科を見学して、救急搬送が来たら救急センターに行くという形でした。2週間、研修医の野元先生につきっきりで実習させていただきました。
麻酔科では、TIVA、脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔、神経ブロック等、様々な麻酔の処置だけでなく、数多くの手術を見学することができ大変勉強になりました。
救急救命科では、交通外傷、脳出血、心筋梗塞、肺炎など様々な症例を経験することができました。また、救急救命センターに降りてこられた各科の先生方が患者さんの状況と、必要な検査、治療、今後の治療方針を丁寧に説明してくださり、延岡病院の縦のつながりと雰囲気の良さを感じました。竹智先生には気管挿管と救急患者の初期治療のプロトコールの講義をしていただき、大変興味深く勉強になりました。
当直では、小児から高齢者の救急車搬送やwalk in全て研修医がファーストタッチを行い、検査、治療を自分たちで考えていました。上の先生方が待機しており、困ったことがあったらいつでもすぐに意見を求められるようになっているのも延岡病院の魅力だと感じました。研修医の先生方のきびきびした動きを見てとても頼もしく感じました。
2週間という短い間でしたが、症例数も多く、実習内容も盛りだくさんで大変有意義な日々を過ごすことができました。これも院長の柳邊先生、副院長の寺尾先生をはじめご指導くださった先生方、野元先生はじめ実習中も実習後もお世話になった研修医の先生方、県立延岡病院のスタッフの皆さんのお力があったおかげです。本当にありがとうございました。今回学んだことを今後の医師人生に生かしていきたいと思います。
宮崎大学医学部6年 清水 一晃