宮崎大学6年生 山本明実さん(2016年6月20日~7月1日)

 私はクリニカル・クラークシップで救命救急科に2週間実習をさせていただきました。
 宮崎県立延岡病院は、県北で唯一の救命救急センターということもあり、来院する患者さんもcommonな症例から、珍しい症例まで非常に多彩であったことが印象的でした。救急車が来るという連絡から、各科の専門医の先生が救命救急センターまで降りてくるのも早く、特に心筋梗塞の方が心臓カテーテル室まで運ばれる早さには驚きました。研修医の先生方がfirst touchを行っていたのですが、その手際の良さに、自分も1年後このようになれるのだろうかと危機感も抱きました。
 救急車が来ていない時間帯は、手術室で麻酔科の先生につかせていただき、麻酔の導入や維持を間近で見学することができました。患者さんの全身管理をするという点で共通するところもあり、救命救急科にいながら麻酔科の実習ができるところは魅力的であると感じました。
 気管挿管や人工呼吸器についての講義をしていただいた救命救急科の竹智先生をはじめ、宮崎県立延岡病院の先生方は、どの科の先生も、優しく丁寧に、様々なことを教えてくださいました。また、患者さんやご家族の方々も優しかったことも印象に残っています。
 最後になりましたが、院長の栁邊先生、副院長の寺尾先生、また指導医の竹智先生、矢野先生、山内先生には大変お世話になりました。忙しい中、時間を割いて実習指導していただき、本当にありがとうございました。
 2週間という短い期間でしたが、大変有意義な時間を過ごさせていただき、本当にありがとうございました。