徳島大学6年生 荒川大輔さん(2017年7月24日~7月25日)

 今回は救急科の見学で、日勤帯から夜間当直~翌朝のICUカンファレンスまで参加させて頂きました。救急科は今年から宮崎大学病院の医師(救急科専属医)が3人常勤しており、日勤帯には専属医に加え研修医3人が業務を行っていました。専属医が3人いるため、研修医は丁寧な指導を受けることができるような印象を受けました。救急外来ではベッドに常に2人前後の患者さんがいるような状況でした。またICU等に入院している患者さんの回診や、ドクターヘリからの搬送の見学もさせて頂きました。夜間当直(18時頃~翌朝)においては内科系・外科系の医師がそれぞれ1人、加えて研修医1人の計3人で業務を行っていました。ウォークインの患者は基本的に研修医がファーストタッチをして、上級医に相談して治療方針を決めるという流れでした。外来の患者数は7例前後だったと思います(少ないほうらしい)。途中手が空く時間があったので、3時間ほど睡眠時間を頂きました。休憩時間は、申し出れば多めに頂けるようです。翌朝、当直担当の医師から日勤帯の医師に引継ぎを行い、ICUカンファレンスが終わって日勤帯のメンバーに交代するといった流れでした。
 今回初めて県立延岡病院を見学させて頂きましたが、院長・副院長や事務の方、救急科の先生方と、どなたもフレンドリーだったので直ぐに馴染むことができました。そしてなおかつ教育熱心で、宮崎の医療に対し人一倍強い思いを持っているように感じました。実は当直の見学は初めてで、慣れない環境というのもあったのでしょうが、非常に疲れたというのが正直なところでした。しかし研修医や上級医の先生が熱心に教えてくださり、時には世間話もしながらコミュニケーションを取ってくださったので、飽きることなく充実した時間を過ごせたように感じます。
 最後になりますが、今回1週間前という直前の連絡にもかかわらず丁寧に対応して頂いた栁邊院長、寺尾副院長、長嶺先生、事務の竹村様、そして前日の釣行で日焼けした顔に暖かくツッコミを入れて頂いた救急外来のスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。