宮崎県内臨床研修病院を紹介したリーフレットができました。

宮崎県では県内の基幹型臨床研修病院を紹介したパンフレットを作成しました。当院も掲載されていますので、ご覧下さい。

下記URLでご覧いただけます。
https://www.med.pref.miyazaki.lg.jp/magazine/

1日目;小児科 2日目;救急科 3日目:内科

小児科では病棟・外来見学、救急科では夜間当直・手術見学、内科では病棟見学・内視鏡の見学などをさせていただきました。それぞれの科の先生方が温かく迎えてくださり、丁寧にご指導くださいました。

最も印象に残っているのは研修医の先生の夜間救急当直実習です。様々な症例の患者さんの診察を見学することができ、お忙しい中解説をしていただきました。夜間当直は初めての経験で、今回の実習を通して救急外来を患者さんが受診する経緯や問診・診察の流れ、日中の外来との違いなどを学ぶことができました。的確に診断しながら、患者さんやご家族が抱える不安を和らげようと優しくお話をされている先生のお姿を見て非常に感銘を受けました。小児科・内科では様々な検査所見について解説していただき、質問も気軽に受け付けてくださいました。

実習以外の時間は子宮頸癌ワクチンの講義や研修医の先生方に研修についてのお話をしていただいたりと非常に充実した三日間となりました。今回の経験を生かし、将来宮崎県の医療に貢献できる医師になれるよう精進していきたいです。ありがとうございました。

1日目;小児科 2日目;救急科 3日目:内科

小児科では病棟・外来見学、救急科では夜間当直・手術見学、内科では病棟見学・内視鏡の見学などをさせていただきました。それぞれの科の先生方が温かく迎えてくださり、丁寧にご指導くださいました。

最も印象に残っているのは研修医の先生の夜間救急当直実習です。様々な症例の患者さんの診察を見学することができ、お忙しい中解説をしていただきました。夜間当直は初めての経験で、今回の実習を通して救急外来を患者さんが受診する経緯や問診・診察の流れ、日中の外来との違いなどを学ぶことができました。的確に診断しながら、患者さんやご家族が抱える不安を和らげようと優しくお話をされている先生のお姿を見て非常に感銘を受けました。小児科・内科では様々な検査所見について解説していただき、質問も気軽に受け付けてくださいました。

実習以外の時間は子宮頸癌ワクチンの講義や研修医の先生方に研修についてのお話をしていただいたりと非常に充実した三日間となりました。今回の経験を生かし、将来宮崎県の医療に貢献できる医師になれるよう精進していきたいです。ありがとうございました。

「interview」に掲載していますのでご覧下さい。

Hideto Yuruki

2010 臨床研修医 熊本大学 2年次 柚留木秀人

現在宮崎県立延岡病院で二年目の研修をしています。昨年10月からお世話になっていますが、あっと言う間に時間が経ってしまっている感じです。

私は県立延岡病院で研修をさせて頂くに当たって一つだけ懸念していたことがありました。それは診療科として消化器内科がないことでした。こちらで研修する前に大学の消化器内科で3ヶ月間研修をさせていただきました。もちろんその研修は大変有意義なものでしたが、実際延岡病院に来て研修してみて、消化器の研修は十分可能だと思いました。

消化器疾患の患者さんは数多く受診される訳ですし、消化器外科中心に、内科(呼吸器、腎臓、血液)、救急、放射線、麻酔の先生方が、様々な形で関与され診察、治療されています。循環器内科に至っては心臓カテーテル検査、治療件数は九州で10本の指に入っています。

研修医も消化管内視鏡、右心カテ、心臓ペースメーカー挿入、気管支鏡、血液透析シャントアクセス、CVカテーテル挿入等様々な手技をやらせてもらっています。

また熊本大学の研修医としては宮崎大学の研修医の先生と一緒に働けることは大変楽しく、刺激にもなっています。プライベートでもクリスマス会をしたり、海に行ったり、蛍を見に行ったりしてとてもいい思い出ができました。一度見学に来て見ませんか?研修医14人でお待ちしています。

Takeshi Nakamura

私は県立延岡病院の外科と小児科で研修をさせて頂きました。
県立延岡病院の特徴は宮崎県北の症例が集まって来るということです。私は色々な疾患を勉強したいと思い当院での研修を選択しました。外科でも小児科でも幅広い疾患を診ることができ、当初の目標は大いに達成できました。

また、研修医の数によって違いますが月に4,5回入る救急外来当直は1次から3次までの様々な症例を経験でき、walk inの方はまず研修医が診察をします。当直は内科系、外科系の先生と一緒にし、相談しながら治療にあたります。どの先生も優しく、さまざまな手技も勉強させて頂きました。研修中にBLS、ACLSのライセンスも取得することが出来ます。循環器内科に興味がある方はこの病院を強く勧めます。九州トップクラスの心カテの症例数を誇る当院はきっと満足いく研修を送れるでしょう。

研修医部屋は広く快適で宮崎大学と熊本大学からの研修医がいます。研修医の仲はよく飲みに行ったり、お互い刺激し合ってよりよい研修を受けることが出来ています。

当院での研修はとても楽しく、勉強になりました。まだ研修先で迷われている方は当院での研修をお勧めします。

 私は、小児科3カ月間の予定で当院での研修を選択しました。当院での研修の特徴の一つは、各診療科(小児科)の研修とは別に、救急外来の当直があることです。まずは小児科研修についてですが、季節によって様々でしょうが、私が研修した1-3月にはインフルエンザやRSウイルス、ロタウイルスなどの感染症や、気管支喘息が流行る時期であったためこれらの疾患は多く経験できました。またウイルス感染による発熱に伴うけいれん発作や、川崎病なども比較的多く経験できました。それぞれ年齢や重症度が異なり、特に生後3カ月未満の子の診療に際しては治療や管理が困難なことも多く、HCUでの管理が必要な子もいたり、多くを学ぶことができました。指導医の先生方は忙しいのに丁寧に教えてくださいますし、病棟や外来のスタッフの方々も相談しやすく、働きやすいです。

 次に救急当直についてですが、県北の医療事情から、ほぼ全ての診療科にわたる疾患が当院に集中するため、救急部では様々な疾患、重症度の患者が救急搬送やwalk inで受診し、対応することになります。したがって研修医としては非常によい経験になることは間違いないでしょう。また、研修医間にとどまらず、各診療科の先生方は非常に気さくな方々が多くコンサルトしやすく、とても働きやすい環境だと思います。

 3か月間という短い間ではありましたが、お世話になった先生方、本当にありがとうございました。そして、この病院で研修される先生方が増えることを願っております。

 私は福岡大学医学部を卒業し1年目の研修を宮崎県立延岡病院でさせていただきました。知らない土地で誰一人知らない状態での研修スタートでしたので正直不安でいっぱいでした。しかし、同期や2年目の研修医の先輩に恵まれすぐにその不安もなくなりました。

この1年間様々なことを各科で勉強させていただきましたがその概要を記載させてもらいます。

 4月~6月:麻酔科

 麻酔科では周術期管理の勉強をさせていただきました。挿管、脊椎麻酔、硬膜外麻酔、静脈ライン確保、動脈ライン確保など様々な手技を勉強させていただきました。また4月のうちにBLS、ACLSのプロバイダーをどちらも無料で取らせていただきました。同時に4月から救急当直も始まりました。当直は月に4~5回あり、県立延岡病院の救急外来は風邪や頭痛から多発外傷、心筋梗塞、脳出血、心肺停止までなんでも来ます。内科直、外科直の先生方にいろいろなことを教えていただきながらこの1年間勉強させてもらいました。

 7月~10月:内科(呼吸器内科、血液内科、腎臓内科)

 内科では初めての担当患者を持つこととなりました。薬の処方、インフォームドコンセント、化学療法、胸腔穿刺、胸腔ドレーン留置、気管支鏡、上部消化管内視鏡、透析ルート確保などいろいろな経験をさせていただきました。また、剖検にも入らせていただき、その症例について病院内の学会で発表をさせていただきました。

11月~12月:循環器内科

 当院の循環器内科のカテーテル検査、PCIの数は多いです。予定カテ以外にも救急車で運ばれた狭心症や心筋梗塞の方にはもちろん夜中でも治療をします。カテーテル検査では動脈穿刺、スワンガンツカテーテル、左室造影、大動脈造影などさせていただき、病棟ではCVラインの確保、ICU・HCU管理などの勉強させてもらいました。忙しくつらい時期もありましたが患者さんの命を救ったという達成感はどの科よりも強いです。

1月:小児科

救急外来で多い小児の発熱や嘔吐。1月に小児科を回るまで子供のルート確保や採血はあまり行う機会がありませんでした。この1か月で小児のルートを取れるようになろうという目標を持って1か月研修しましたがやはり1か月では難しかったです。1か月を通してインフルエンザ、ロタ、てんかん、熱性けいれん、喘息、川崎病など様々な疾患を見ることができました。

2月:産婦人科

 産婦人科は初めての外科系の研修でした。初めは縫合もぎこちなくしかできませんでしたがこの1か月で成長できました。病棟では化学療法、産科エコー、婦人科エコーなどもさせていただきました。学生の時は帝王切開でしか子供が生まれる瞬間を見られませんでしたが、経膣分娩の出産も多数経験できました。やはり子供が生まれる瞬間はすごく感動で母と子が初めて対面する瞬間はなんとも言えません。

3月:整形外科

 整形外科はもちろん手術が多く、大腿骨から上腕骨、橈骨、脛骨骨折など様々な骨折の骨接合術や大腿骨頭置換術、膝関節置換術、頸椎の椎弓形成術などほんとにいろいろな手術を経験させてもらいました。大腿骨転子部骨折の骨接合術ではもちろんいろいろ教えてもらいながらですがほぼ一人で手術をさせていただきました。とても貴重な経験でした。

 この1年間県立延岡病院で研修させていただいて一言で感想を言わせてもらうととにかく楽しかったということです。この1年で医師として人間として大きく成長できたと思います。そしてこの県立延岡病院で研修できたことを誇りに思います。この1年の経験を活かし来年度の研修も頑張っていきたいです。

1年目ということもあり最初は戸惑うことばかりでしたが、温かいスタッフや良い同僚に恵まれ無事最初の研修を終えることができました。特に救急当直では各科の先生方への患者さんの引き継ぎをスムーズに行うことができ、連携の重要性を強く感じました。

 ここで得られた経験をもとに、今後ともさらなる研鑽を重ねていきたいと思います。1年間、本当にありがとうございました。

 私は研修2年目の約1年間、当院で小児科、産婦人科、心臓血管外科、外科、内科、脳外科の研修をさせて頂きました。当院には宮崎県北の症例が集まるため、緊急手術からターミナルまで幅広く豊富な症例を各科で経験できました。

 救急外来当直が当院の研修の特徴として挙げられると思いますが、救急外来では救急搬送だけではなくwalk inの症例も経験できました。また、救急外来の症例は外科系、内科系当直の指導医の先生方と診察に当たるため、自分が研修で回らない科の先生から指導を直接受け、日頃の診療での疑問も解消する事ができました。

 この1年間、宮崎大学の研修医の先生達からも刺激を受けつつ、非常に有意義な研修を送れたと思います。県立延岡病院は後輩たちに自信を持って勧められる研修病院です。