宮崎大学6年生 ノキ田 一旭さん(2013年5月7日~5月17日)

県立延岡病院での実習を終えて

宮崎大学医学科6年 ノキ田 一旭

 6年時のクリニカル・クラークシップにて救急救命科、麻酔科を中心に2週間実習をさせていただきました。基本的にはオペ室にて麻酔科の実習を行い、救急搬送があった際は救急外来にて救急救命科の実習にあたらせていただきました。実習期間中は、研修医の鞆田先生につきっきりでご指導いただき、大変充実した時間を過ごさせていただきました。

麻酔科の実習では、術前訪問から術中、術後管理まで周術期管理に立ち会わせていただき、2週間を通して様々な症例に触れる事ができ、またJATECの教科書や英語の論文を用いた勉強会にも参加させていただき貴重な経験となりました。

 救急救命科の実習では、竹智先生のご指導のもと、より実践的な実習を行わせていただく事ができました。搬送されてくる症例も非常に多岐にわたり、各診療科の先生方が救急救命科のフロアに集い治療にあたり、その後、症例についてご指導していただけるという点が非常に魅力的に感じました。当直にも参加させていただきました。研修医の先生方に症例について丁寧にご指導いただき大変貴重な経験となりました。

 歓迎会や研修医の先生方に延岡の美味しいお店に連れて行っていただけたことで、今回の実習が大変楽しい時間となりました。誠にありがとうございました。

 今回の実習を通して、県立延岡病院の魅力的な面に触れたことで、来年もまた県立延岡病院に戻ってきて、今度は研修医として初期研修を行いたいという思いが芽生えました。来年度も研修医として改めて参りますので、その際はご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 最後になりますが、院長の楠元先生、副院長の寺尾先生をはじめご指導頂きました先生方、実習するに際して御尽力していただいたスタッフの方々にこの場をお借りしてお礼申し上げます。2週間という短い期間ではではありましたが、大変貴重な実習をさせていただきました。本当にありがとうございました。

 

 宮崎大学5年大塚ゆかり 

休日にもかかわらず、救命救急センターでの見学を受け入れていただき、本当にありがとうございました。当直をさせていただいたのは初めてのことで、戸惑うことも多々ありましたが、研修医の先生方に教えていただきながら沢山のことを学ぶことができました。

救命救急センターでは、心筋梗塞やめまい、大腿骨転子部骨折、食中毒、小児の喘息や嘔吐などさまざまな症例を見ることができました。心筋梗塞の患者さんが搬入されてからPCIが行われるまでの迅速さにとても驚きました。また延岡市の夜間急病センターは23時までで診療が終わるということで、23時以降は小児のwalk-inの患者さんも見ることができました。私は小児救急に興味を持っていることもあり、研修で小児の夜間救急も学べることはとても魅力的だと感じました。救命救急センターでは救急車、walk-inのどちらも初診は全て研修医の先生がされていて、2年後に自分が先生方のようにできるだろうかと少し不安にもなりました。

県立延岡病院が県北の医療の砦であることは以前から知っていましたが、実際に見学に行ったことで改めてそのことを実感しました。休日でも病院に来て救急対応されている研修医の先生方のモチベーションの高さに驚くとともに、自分もこのような環境で研修したいと思いました。

今回の見学は救命救急センターのみの見学でしたが、次回は平日に小児科や産婦人科、整形外科で見学させていただきたいと思います。1日が過ぎるのはあっという間でしたが、とても充実した1日でした。本当にありがとうございました。