院長 山口 哲朗

医学生の皆さんへ

  当院は、宮崎県北地区(延岡・西臼杵地区、日向・東臼杵地区)における唯一の二次、三次救急医療機関であります。2013年に、ヘリポートを併設した「救命救急センター」が竣工し、2021年には、救急車型ドクターカーが導入されました。同センターの2階に「研修医室」があり、「頭上にはドクターヘリ!足下にはドクターカー!」を合い言葉に、研修医の面々が日々研鑽を積んでいます。

 当院の臨床研修体制の生い立ちを紹介します。2004年に、日本全体で臨床研修制度が発足し、早19年が経過しました。当初は熊本大学と宮崎大学の協力型病院として本制度に参画し、両大学から訪れてくる数名の研修医が細々と臨床研修に勤しんでいました。年数を重ねつつ試行錯誤しながら、本院なりの臨床研修体制を構築していくうちに、いつ知れず、両大学の研修医が息融け合って、「横連携」を築きながら、研修を実践するようになっていきました。当院基幹型研修医も徐々に増えていき、2009年からは、「研修医当直制度」を一新しました。すなわち、本院の代名詞的存在である「救命救急センター」の夜間・休日の勤務において、救命救急科を中心とした様々な診療科の上級医と一緒に診療する制度です。これにより、多くの診療科の先輩医師と接する機会が増え、医師としての「縦連携」を学びつつ、救急医療に従事することが可能となっています。そして、2010年からは、「研修医セミナー」と称し、各診療科の指導医が持ち回りで、全研修医を対象

に、月2回「各診療科独自の医療」をテーマに、講演や実習を実施する仕組みを取り入れました。また、翌2011年には、全ての医療者が一堂に会する前で演題発表する「病院学会」(年2回開催)の発足、さらには「縫合トレーニング&コンテスト」など、「Off-the-Job Training」の充実にも注力しているところです。本年(2023年)からの新しい取り組みとして、院外専門施設での「管腔内(血管内、消化器内、尿路内など)医療トレーニング」がスタートする予定となっています。

 当院の臨床研修体制の生い立ちを紹介します。2004年に、日本全体で臨床研修制度が発足し、早19年が経過しました。当初は熊本大学と宮崎大学の協力型病院として本制度に参画し、両大学から訪れてくる数名の研修医が細々と臨床研修に勤しんでいました。年数を重ねつつ試行錯誤しながら、本院なりの臨床研修体制を構築していくうちに、いつ知れず、両大学の研修医が息融け合って、「横連携」を築きながら、研修を実践するようになっていきました。当院基幹型研修医も徐々に増えていき、2009年からは、「研修医当直制度」を一新しました。すなわち、本院の代名詞的存在である「救命救急センター」の夜間・休日の勤務において、救命救急科を中心とした様々な診療科の上級医と一緒に診療する制度です。これにより、多くの診療科の先輩医師と接する機会が増え、医師としての「縦連携」を学びつつ、救急医療に従事することが可能となっています。そして、2010年からは、「研修医セミナー」と称し、各診療科の指導医が持ち回りで、全研修医を対象に、月2回「各診療科独自の医療」をテーマに、講演や実習を実施する仕組みを取り入れました。また、翌2011年には、全ての医療者が一堂に会する前で演題発表する「病院学会」(年2回開催)の発足、さらには「縫合トレーニング&コンテスト」など、「Off-the-Job Training」の充実にも注力しているところです。本年(2023年)からの新しい取り組みとして、院外専門施設での「管腔内(血管内、消化器内、尿路内など)医療トレーニング」がスタートする予定となっています。

 2023年現在、当院には6つの医科研修プログラム(基幹型・フェニックスプログラム・宮崎大学協力型・熊本大学協力型・済生会熊本病院協力型・県立日南病院協力型)と2つの歯科研修プログラム(単独型・宮崎大学協力型)があり、多くの研修医が集い、切磋琢磨しながら励んでいます。当院は24時間365日眠らない病院です。いつでも病院見学が可能ですので、気軽に訪ねてきてください。そして、いつの日か一緒に働ける日が来ることを切望しています。

 

 

2024年4月
宮崎県立延岡病院
院長 山口 哲朗やまぐちてつろう

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県立延岡病院 医事・経営企画課 経営企画担当 沼口

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電話:0982-32-6625 FAX:0982-32-6759